| 目次 |
| 「傾向」 |
| 1、概要 |
| (1)入試結果 |
| (2)出題分野 |
| (3)難易度 |
| 2、各論(大問1~5) |
| 「対策」 |
(1)入試結果
| 年度 | 受験者平均点 | 合格者平均点 |
| 2026 | 41.8 | 53.1 |
| 2025 | 35.5 | 46.5 |
| 2024 | 51.9 | 65.9 |
| 2023 | 48.5 | 59.3 |
| 2022 | 52.1 | 66.9 |
| 2021 | 53.3 | 68.6 |
(学校ホームページより引用。算数100点満点)
(2)出題分野
「平面図形」「水そうグラフ」「数の性質」「場合の数」「不等式」などを中心に出題されています。
ここのところ、芝中では、定番となっています。
(3)難易度
昨年度の難化傾向が続いています。
加えて、式の操作における
-A+B=-(A-B)
など、中学の数学を取り入れた問題作成が増加しています。
出題分野&難易度マップを掲載いたします。(難易度はレッツ算数教室の分析によります)
Aが最も易しく、BCDEの順に難しくなっていきます。
| 出題分野&難易度マップ | ||
| 大問1 | ||
| (1) | 計算 | A |
| (2) | 速さ・通過算 | B |
| (3) | 差集め算 | C |
| (4) | 平面図形・面積 | E |
| 大問2 | ||
| (1) | 平面図形・比 | C |
| (2) |
平面図形・比 |
C |
| (3) | 平面図形・比 | C |
| 大問3 | ||
| (1) | 水そうグラフ | C |
| (2) | 水そうグラフ | D |
| (3) | 水そうグラフ | D |
| 大問4 | ||
| (1) | 数の性質・場合の数 | B |
| (2) | 数の性質・場合の数 | C |
| (3) | 数の性質・場合の数 | C |
| (4) | 数の性質・場合の数 | E |
| 大問5 | ||
| (1) | 不等式 | C |
| (2) | 不等式 | C |
| (3) | 不等式 | E |
それでは順に見ていきましょう。
大問1(1)「計算」
ウオーミングアップ問題です。
大問1(2)「速さ・通過算」
(1340+1780)÷(38+40)=40m/秒=144km/時…答え
大問1(3)「差集め算」
余り124個と不足□個を足すと、9-6=3の倍数です。
不足□の個数は、6、7、8個のいずれかです。
よって、□=8
(124+8)÷(9-6)=44人…答え
大問1(4)「平面図形・面積」
三角形ABCとPBAは、直角をはさむ辺の長さの比が12:9=4:3=16:12と等しくなっているので、相似。
9:15=12:AP
よって、AP=20cm
(20×20-7×7)×3.14÷2=551.07
12×9÷2=54
551.07+54=605.07㎠…答え
大問2(1)「平面図形・比」
三角形ABCとCFHは、相似
よって、CG=1.25
BG=4-1.25=2.75cm…答え
大問2(2)「平面図形・比」
有名な「比合わせ」です。
BI:IE:ED=22:5:27
3×4÷4×5/27=5/9㎠…答え
大問2(3)「平面図形・比」
三角形AGCから、三角形CFGと三角形AIEを引けばOKです。
大問3(1)「水そうグラフ」
仮にアの部分に水を入れたとすると、①分後まで水面の高さが0cmということと矛盾します。
仮にイの部分に水を入れたとすると、12分後からも水面が上がり続けていることと矛盾します。
よって、水を入れたのは「ウ」…答え
ウ:ア=2:1
よって、12×2/3=8…答え①
大問3(2)「水そうグラフ」
アイウすべての部分に②の高さまで水を入れるには、12×4/3=16分かかります。
20×16/40=8cm…答え
大問3(3)「水そうグラフ」
40×15/20×3/4=22.5分…答え
大問4(1)「数の性質・場合の数」
各位の数の和が3の倍数
よって、2、5、8の3個…答え
大問4(2)「数の性質・場合の数」
■と▲の和が1、4、7、10、13、16のときです。
| 和が1のとき、(■,▲)は |
| (0,1) |
| (1,0) |
| の2組 |
| 和が4のとき、(■,▲)は |
| (0,4) |
| (1,3) |
| (2,2) |
| (3,1) |
| (4,0) |
|
の5組 |
| 同様に、 |
| 和が7のとき、 |
|
(0,7)~(7,0)の8組 |
| 和が10のとき |
| (1,9)~(9,1)の9組 |
| 和が13のとき |
| (4,9)~(9,4)の6組 |
| 和が16のとき |
| (7,9)~(9,7)の3組 |
2+5+8+9+6+3=33組…答え
大問4(3)「数の性質・場合の数」
1001が7の倍数なので、「5□2-31□」が7の倍数になればよい
□は同じ数字なので、□に0~9までの数字を入れて、差が7の倍数か調べます。
| 502-310=192…ダメ |
| 512-311=201…ダメ |
| 522-312=210…OK |
| 532-313=219…ダメ |
| 542-314=228…ダメ |
| 552-315=237…ダメ |
| 562-316=246…ダメ |
| 572-317=255…ダメ |
| 582-318=264…ダメ |
| 592-319=273…OK |
よって、2個…答え
大問4(4)「数の性質・場合の数」
(3)と同じ変形をすると、1001の部分が13の倍数になっているので、「5■2-31▲」が13の倍数になればよい
そこで、■と▲に0~9までの数字を入れて、差が13の倍数かどうか、調べればよいわけです。
ところが、(3)と異なり、■と▲は、同じ数字でも、異なる数字でもよいので、組み合わせが10×10=100通りもあります。
「ムリっ!」
なので、もう少し効率的に発見する方法を考えましょう。
まず、(■,▲)=(0,0)について、様子を見ます。
(502-310)÷13=14あまり10
「あまり13」に持ち上げれば、13の倍数になります。
あと3です。
■は十の位なので、■を1大きくすると、あまりは10大きくなります。
▲は一の位なので、▲を7大きくすれば、あまりは7小さくなります。
よって、(■,▲)=(1,7)にすれば、10+(10-7)=13より、あまりが13になります。
以上の操作を簡潔に書くと
13-10=3=10-7 (■,▲)=(1,7)
となります。
さて、これまで、あまりを13にする方法を考えましたが、あまり26でも39でも52でも…つまり、13の倍数なら何でもOKです。
そこで、それぞれの13の倍数について、調べます。
| (■,▲) | |
| 13-10=3=10-7 | (1,7) |
| 26-10=16=20-4 | (2,4) |
| 39-10=29=30-1 | (3,1) |
| 52-10=42=50-8 | (5,8) |
| 65-10=55=60-5 | (6,5) |
| 78-10=68=70-2 | (7,2) |
| 91-10-81=90-9 | (9,9) |
| 104-10=94=100-6 | ダメ |
よって、7組…答え
大問5(1)「不等式」
定価を[100]円とします。
[10000]>10000+5000+[400]
[9600]>15000
[100]>156.25→157円以上…答え
大問5(2)「不等式」
50×□>5000+6×□
44×□>5000
□>113.6…114個以上…答え
大問5(3)「倍数算」
| 150円でA個、120円でB個売ったとします。 |
| 50×A=100×B+5000+6×A-7000 |
| 44×A=100×B-2000…① |
|
50×A+20×B=5000+6×A+4.8×B+ 1640 |
| 44×A+15.2×B=6640…② |
|
①②より、A=125個…答え
|
昨年度の難化傾向が、本年度も続いています。
ヘビーな出題となりました。
大問2「平面図形・比」、大問3「水そうグラフ」は、昨年度の過去問が大いに参考になります。
過去問検討が効果的です。
その際、ただ解法の説明を教わるのではなく、解法の共通点を意識すると、より効果的です。
大問4(4)は、まともに解くと、100通りの組み合わせを試すことになってしまいます。
そのため、効率的な方法を考え出す必要があります。
いきなり効率的な方法を考えるのではなく、ある程度愚直に書き出して、観察するのがポイントです。
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