目次 |
「傾向」 |
1、概要 |
(1)入試結果 |
(2)出題分野 |
(3)難易度 |
2、各論(大問1~6) |
「対策」 |
(1)入試結果
年度 | 受験者平均点 |
2022 | 71.9/100 |
2021 | 59.8/100 |
(学校ホームページより)
(2)出題分野
本年度は、「速さ」「割合」「平面図形」「数の性質」「N進法」が出題されています。
(3)難易度
基本~標準的な問題が出題されています。
作業量が多く見える問題も、工夫次第で容易に解けるようにできています。(大問5で裏技紹介!)
出題分野&難易度マップを掲載いたします。(難易度はレッツ算数教室の分析によります)
Aが最も易しく、BCの順に難しくなっていきます。
出題分野&難易度マップ | ||
大問1 | ||
(1) | 計算 | A |
(2) | 計算 | A |
大問2 | 速さ | B |
大問3 | 割合・売買算 | C |
大問4 | ||
(1) | 平面図形 | C |
(2) | 平面図形 | C |
大問5 | 数の性質・規則性 | C |
大問6 | ||
(1) | N進法 | C |
(2) | N進法 | C |
(3) | N進法 | C |
それでは順に見ていきましょう。
大問1「計算」
ウオーミングアップ問題です。
大問2「速さ」
仮に走った時間が8分短かったとしたら……
歩いた時間と走った時間が等しくなるので、
距離÷(歩く速さ+走る速さ)
で求めることができます。
大問3「割合・売買算」
桃1個の仕入れ値を①とすれば、すべてを○で表現できて、マルイチ算で解けます。
大問4「平面図形」
有名な「大きなおうぎ形ー小さなおうぎ形」の問題。
15×15ー9×9=12×12(ピタゴラスの定理)を知っていると、計算が簡単になります。
大問5「数の性質・規則性」
3ケタの整数とは、100~999です。
4、5、6の最小公倍数は60なので、周期は60、120、1020など、60の倍数で終わります。
100~999だと、
半端な所で始まり、半端な所で終わる→やりにくい
ですね。
一般的には、1~999を求め、1~99を求め、前者から後者を引いて求めます。
本問の場合、100~999まで、整数が900個、すなわち、60の15倍個あります。
すると、100~120と1000~1020とでは、周期としては全く同じことがくり返されています。
よって、100~120を切り取って、1000~1020につなぎ合わせると、ちょうど周期の初めから終わりまで、15周期分を考えればよいことになり、とても簡単になります。
1~60まで、4、5、6のどれでも割り切れないものは32個あるので、
32×15=480個(答え)
大問6「N進法」
4で位がひとつ進むので、4進法です。
一般的には、4進法を図のようなボックスで表す場合、3階だてにするので、2階だての本問は、一瞬3進法に思えてしまうかもしれません。
ここが注意点です。
塾の基本~標準レベルの問題を、ていねいにマスターしていけば、高得点が見込めるでしょう。
まともに解くと作業量、計算量がかなり多くなってしまう問題にも、工夫次第で簡単に解けるしかけがあります。
たとえば、本年度大問5でご紹介した裏技は、他の問題にも用いられる可能性がありますから、マスターしておかれるとよいでしょう。
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