目次 |
「傾向」 |
1、概要 |
(1)入試結果 |
(2)出題分野 |
(3)難易度 |
2、各論(大問1~5) |
「対策」 |
(1)入試結果
年度 | 受験者平均点 | 合格者平均点 |
2023 | 65.8 | 77.6 |
2022 | 58.8 | 71.1 |
2021 | 61.4 | 75.3 |
2020 | 56.6 | 68.0 |
(学校ホームページより。算数100点満点)
(2)出題分野
「速さ」「規則性」「差集め算」「論理推理」中心に出題されています。
大問1の小問群では、「割合」「比」「平面図形」なども出題されています。
(3)難易度
全体的には、基本~標準レベルの問題が中心ですが、最後の大問5「論理推理」が、難問です。
出題分野&難易度マップを掲載いたします。(難易度はレッツ算数教室の分析によります)
Aが最も易しく、BCDEの順に難しくなっていきます。
出題分野&難易度マップ | ||
大問1 | ||
(1) | 計算 | A |
(2) | 割合・濃さ | B |
(3) | 比 | C |
(4) | 比 | B |
(5) | 平面図形 | C |
(6) | 平面図形 | C |
(7)➀ | 水そうおもり | B |
(7)➁ | 水そうおもり | B |
大問2 | ||
(1) | 速さ | B |
(2) | 速さ・つるかめ算 | C |
大問3 | ||
(1) | 規則性 | C |
(2) | 規則性 | C |
(3) | 規則性 | C |
大問4 | ||
(1) | 差集め算・和差算 | B |
(2) | 差集め算・和差算 | C |
(3) | 差集め算・和差算 | C |
大問5 | ||
(1) | 論理推理 | B |
(2) | 論理推理 | E |
(3) | 論理推理 | E |
それでは順に見ていきましょう。
大問1
ほとんどが、基本問題です。
(3)は、梅➀、松➁、竹➁-800とおきます。
(5)は、三角形ABCを3:3:1に比例配分します。
(6)は、四分円から直角二等辺三角形を引くことをくり返します。
大問2「速さ・つるかめ算」
グラフのたて、横から、船Aの上り120、下り360がわかります。
(2)は、「速さのつるかめ算」になります。
大問3「規則性」
初めて出題された当時は、難問だったのですが、今では有名な定番問題になりました。数字替えです。
大問4「差集め算・和差算」
(1)(2)
あんパンとクリームパンの差が1個13円なので、一つ取り違えると、売上の総額は13円変化します。
変化量合計が1500+1100=2600円なので、取り違えた個数は、
2600÷13=200個
つまり、和が1200個、差が200個で、あとは和差算となります。
(3)
あんパンとクリームパンを50個ずつ売ったときの売上の変化量は、
1100+12250=13350円
よって、13350÷50=267円(和)
よって、和が267円、差が13円で和差算となります。
大問5「論理推理」
(1)
練習
(2)
「大きい数の目が出ても、小さい数の目がいっしょに動く」ということは、あり得ません。
ということは、
大きい数の目は、出ない→サイコロの目をこえている→大きい数は、7、8、9、10にしぼられる
(1、7) (3、9) (4、8)(答え)
(3)
「1」を移動させるのは、「1の目」が出たときだけ→「1」がAに入っているということは、動かなかったということ→「1」の目は出なかった。
「10」を移動するのは、「1、2、5」の目が出たときだけ→「10」がAに入っているということは、「2、5」の目が両方出たか、どちらも出なかったかの、いずれか→仮にどちらも出なかったとすると、出た目は「3、4、6」だが、これでは4回とも異なる目にならない→「2、5」の目が出た
出た目の順序は、最終結果に影響しません。なぜなら、各数字の移動回数は、どの目が出たかという組み合わせだけで決まり、目の順序は移動のタイミングに影響するだけだからです。
よって、「2、5」の目が出たときの図をかきます。
2の目が出た | |
A | 1,3,5,7,9 |
B | 2,4,6,8,10 |
5の目が出た | |
A | 1,3,7,9,10 |
B | 2,4,5,6,8 |
残りは、3、4、6の目の中から、どれか2つが出たわけです。
Aをあと1個増やすには、3の目で1個減らし、4の目で2個増やせばよいので、残りの目は「3、4」
3の目が出た | |
A | 1,6,7,10 |
B | 2,3,4,5,8,9 |
4の目が出た | |
A | 1,4,6,7,8,10 |
B | 2,3,5,9 |
4、6、7、8(答え)
合格者平均点が8割近いので、かなりの高得点勝負です。
小問単位で全19問のうち、15問ほど必要です。
大問5の(2)(3)は、かなりの難問なので、それ以外の失点は、2問ほどに抑えなければなりません。
大問3のような、「難しい定番問題の数字替え」は、確実に得点できるよう、万全の準備をしておきましょう。
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