逗子開成中学の算数


傾向

逗子開成の算数は、例年、大問5問で構成されています。

 

大問1は、計算問題。大問2は、様々な分野からの小問群。大問3以降は、それぞれテーマをもった応用問題が並んでいます。

 

大問1の計算問題は、分配法則などを使った「計算の工夫」が、含まれます。

 

大問2の小問群は、(1)~(6)まであり、中学受験算数の全般から、はば広く出題されています。その中でも、平面図形はよく出題されています。

 

大問3以降の応用問題は、近年、「水そう問題」「速さ、点の移動」「数の性質、約束記号」などが出題されています。

 

いずれも、オーソドックスな定番問題です。

 

 

難易度は、易しいものから、難しいものまで、はば広く出題されています。

 

大問1の計算問題は、「計算の工夫」ができれば、それほど手間ではありません。

 

大問2の小問群も、逗子開成の受験生にとっては、易しいでしょう。ただし、(6)だけ難しいときもあります。

 

大問3以降の応用問題は、(1)(2)あたりは、標準的な難易度ですが、(3)は、かなり難しい場合もあります。

 

 

以上をまとめると、全体的な傾向として、きわめてオーソドックスな出題となっています。

対策

中学受験算数の入試問題として、オーソドックスな出題ですから、大手塾のテキストに掲載されている定番問題を確実にこなしていけば、合格できます。

 

強いて言えば、論理は易しいけれども、作業量が多く、手間のかかる問題が、しばしば出題されます。(2018年第1回大問5(5)、2017年第1回大問4など)

 

多くの場合、手間のかかる問題は、最後の方に配置されています。ムリと思ったら、スルーすればよいです。

 

多くの受験生にとっての問題は、併願校をどのように設定するかでしょう。

 

2月5日に第3回試験を実施していただけるということは、学校側も、ある程度、受験生の併願状況に配慮して下さっているものと、考えられます。

 

聖光学院の算数は、開成と同じく、中学高校の数学を、前倒しで取り入れています。中学受援算数の新傾向を行くトップランナーです。2月2日、4日実施。

 

これに対し、栄光学園の算数は、麻布と同じく、方程式色を排除し、伝統的な出題に徹しています。この伝統的な傾向が、2020年の大学入試改革にうまく適合していて、もしかすると、今後はこちらが新傾向になるかもしれません。2月2日実施。

 

両者は、現在の中学受験算数の両極端を示しており、両方に対応するには、相当な能力が求められます。

 

そのような状況の下で、逗子開成の入試問題は、そのどちらとも、相性がよいのです。「オーソドックスな出題」ということは、そういうことなのです。

 

「塾のテキストをしっかり勉強すれば、報われる」という意味では、聖光学院と相性が良い。

 

その一方で、「答えだけではなく、途中の考え方も書きなさい」という問題も出題されており、栄光学園とも相性がよい。

 

難易度がほどほどだからこそ、2つの異なる要素が両立する、という面もあるでしょう。

 

試験日も2月1日、3日、5日。連戦になるかもしれませんが、よく配慮して下さっています。

 

浅野中学の算数は、聖光学院と栄光学院の中間。こちらも、比較的オーソドックスな出題です。逗子開成との相性も良いです。試験日は2月3日で、重なっていますが。

 

聖光学院、栄光学園、浅野中学についても、このホームページ内の「志望校別・傾向と対策」で、くわしくご説明しております。



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