普連土学園中学の算数


傾向

普連土学園中学の算数は、例年大問6~7問で、構成されています。

 

1次、3次試験は、大問1の計算問題が3問で、大問6は、問答形式の長文問題。

 

2次試験は、大問1の計算問題が2問で、大問は7まであり、問答形式の長文問題はない、というのが、とりあえずのお約束のようです。

 

いつ、お約束が変わってもよいように、心の準備はしておきましょう。

 

 

1、頻出分野は、「場合の数」「数の性質」「規則性」「平面図形」「立体図形」「速さ」などです。バランスよく出題されています。

 

ただし、毎年、毎回、これら全分野から出題されるわけではありません。

  • 「その年、その回のテーマ」というものが決まっていて、そこを深く掘り下げた問題が出る」

という点に、普連土の特徴があります。

 

その回の最も重い問題が出題される、最後の大問を順にチェックしてみましょう。

  • 2015年1次大問6「数の性質」
  • 2015年2次大問7「平面図形」
  • 2015年3次大問6「速さ」
  • 2016年1次大問6「立体図形」
  • 2016年2次大問7「数の性質」
  • 2016年3次大問6「場合の数」
  • 2017年1次「数の性質・規則性」
  • 2017年2次「立体図形」
  • 2017年3次「立体図形」
  • 2018年1次「場合の数・平面図形」

といった具合です。バランスの取れた配分になっています。

 

2、次に、難易度について、見てみましょう。

 

全体的に、標準的な問題が多く、難問は少数にとどまっています。

 

このような場合、多くの学校では、問題が易しい順に並んでいて、順番に解いていけば良いのですが、普連土は、必ずしもそうではありません。

 

大問1の計算問題で、いきなり難問が出題されることもあります。(2018年1次大問1の3)

 

大問2が難問の時もあります。(2017年2次大問2)

 

最後の大問7が易しく、直前の大問6が難問の時もあります。(2017年2次)

 

3、最後に、最も特徴的な、問答形式の長文問題を見ておきましょう。

 

1次、3次は試験時間60分と長く、大問数が6問と少ないかわりに、大問6が超長文になっています。穴埋め形式で、穴の個数が10個以上の時もあります。

 

姉と弟の会話で、姉の出題した問題を、姉のヒントに誘導されながら、弟が解いていく、という設定になっています。

 

穴の個数が多く、難易度は様々ですが、中にはかなりの難問も含まれています。

 

ここで素晴らしいのは、姉のヒントです。解き方のコツが、うまく表現されています。

対策

合格者平均点などから推定すると、標準レベルの問題が解ければ、合格できます。難問はスルーして大丈夫です。

 

そのためには、塾のテキストで、標準レベルの問題をおさえておきましょう。

 

ただし、噴出分野を特定して、そこだけを重点的に勉強したり、出題予想に頼るのは、特に1次、3次の場合、やめておいた方が無難です。

 

なぜならば、大問6の長文問題の配点が大きく、もしヤマが外れると、痛いからです。

 

ヤマははらず、全体的に準備することを、お勧めします。

 

そして、何よりも、過去問集で、1次3次の大問6を、熟読しましょう。姉と弟の問答形式の誘導問題です。ここには、算数の問題を解くコツが、つまっているからです。

 

通常、市販の問題集や、塾のテキストの解説では、解き方のスジしか説明されていません。これは、字数の関係上、やむを得ない面もあります。

 

ところが、普連土の問題では、字数を惜しまず、丁寧に説明してくれています。

  • 「影の問題では、何に注目すればよいか?」
  • 「場合の数・図形編では、何に注目すればよいか?」

などに、触れています。分野も偏らず、様々な問題が出ています。

 

普連土を受験しない人にも、参考になるでしょう。



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