目次 |
「傾向」 |
1、概要 |
(1)出題分野 |
(2)難易度 |
2、各論(大問1~5) |
「対策」 |
(1)出題分野
「平面図形」「速さ・進行グラフ」など、光塩定番の問題や、「植木算」などが出題されています。
(2)難易度
全体的に、基本~標準レベルの問題が中心ですが、2023年度は、計算問題で、間違えやすい問題が出題されました。
大問5「平面図形」の後半も、かなり難しくなっています。
出題分野&難易度マップを掲載いたします。(難易度はレッツ算数教室の分析によります)
Aが最も易しく、BCDの順に難しくなっていきます。
出題分野&難易度マップ | ||
大問1 | ||
(1) | 計算 | A |
(2) | 計算の工夫 | C |
(3) | 計算 | A |
(4) | 計算 | A |
大問2 | ||
(1) | 割合 | B |
(2) | 立体図形 | B |
大問3 | ||
(1) | 植木算 | A |
(2) | 植木算 | B |
(3) | 植木算 | B |
(4) | 植木算 | B |
大問4 | ||
(1) | 速さ・進行グラフ | B |
(2) | 速さ・進行グラフ | B |
(3) | 速さ・進行グラフ | B |
(4) | 速さ・進行グラフ | C |
大問5 | ||
(1)① | 平面図形 | B |
(1)② | 平面図形 | C |
(1)③ | 平面図形 | C |
(2)① | 平面図形 | D |
(2)② | 平面図形 | D |
それでは順に見ていきましょう。
大問1「計算・計算の工夫」
(2)は141という数字の並びが目に止まります。
そこで「分配法則」の利用を思いつきます。
ここで、14.1の小数点をはらって141にするために、11を1.1にするのは、誤りです。
14.1は分母側の数字ですから、これを141にするならば、分子の11は110にしなければなりません。
あるいは、分母の20を2にしなければなりません。
大問2
基本問題です。
大問3「植木算」
大問4「速さ・進行グラフ」
アイウの求め方は、基本問題です。
グラフの書き方も基本的です。
グラフの読み方ですが、右下がりの線と右上がりの線が交わる時が「出会い」、右上がりの線どうしが交わる時が追い抜きです。
(4)では、グラフ内の三角形の相似を利用すると、効率的です。
大問5「平面図形」
(1)
点Oと円周上の点を結ぶ線分は、すべて半径で、長さが等しくなります。
よって、二等辺三角形ができます。
三角形が1回転がる時の角度は、60+30=90度です。
(2)
180-10=170なので、アは170の約数です。
リストの中では、34度です。
34と360の最小公倍数は360×17なので、17周すると最初の位置にぴったり重なります。
よって、OBを17回横切ります。
本年度も、「速さ・進行グラフ」が出題されました。
が重要です。
「平面図形」では、円の内部に二等辺三角形や正三角形ができる問題が続いています。
しっかり準備しておきましょう。