桐朋 算数 対策 2022年


目次
「傾向」 
1、概要
(1)入試結果
(2)出題分野
(3)難易度
2、各論(大問1~7)
「対策」

傾向(第1回)

1、概要

(1)入試結果

年度 受験者平均点 合格者平均点
2022 57.5 65.6
2021 62.1 71.8

(学校ホームページより。算数100点満点)

 

(2)出題分野

 

「文章題」「速さ」「論理推理」「論理パズル」などを中心に出題されています。

 

とりわけ、論理推理系、論理パズル系の問題が重視されています。

 

(3)難易度

 

前半は基本~標準問題、後半は難問となっています。

 

全体的にはバランスがとれていて、合格者平均点も6割台ですが、後半の論理系、パズル系の問題は、得点困難と思われます。

 

出題分野&難易度マップを掲載いたします。(難易度はレッツ算数教室の分析によります)

 

Aが最も易しく、BCDEの順に難しくなっていきます。

   出題分野&難易度マップ
大問1    
(1) 計算 A
(2) 計算 A
(3) 計算 A
大問2    
(1) つるかめ算 B
(2) B
(3) 平面図形 B
大問3    
(1) 植木算 B
(2) 植木算 C
大問4    
(1) 速さ・比 C
(2 速さ・比 C
大問5 論理推理 E
大問6    
(1) 構成と分割 D
(2) 構成と分割 E
(3) 構成と分割 E
大問7    
(1) 論理パズル C
(2) 論理パズル E
(3) 論理パズル E

それでは順に見ていきましょう。

2、各論(大問1~7)


大問1「計算」

 

ウオーミングアップ問題です。


大問2

 

(1)は、つるかめ算初級。

 

(2)は、連比初級

 

(3)は、全体を大きな長方形で囲っても、周囲の長さは変わらないことを利用します。


大問3「植木算」

 

基本問題です。


大問4「速さ・比」

 

速さと比の基本問題です。

 

Aさんが28分ー15分45秒=12分15秒で走った距離を、Bさんは15分45秒で走りました。

 

ここから、「時間の比→速さの比→距離の比」がわかります。


大問5「論理・推理」

 

まず、C週月曜日の27がわかり、36:54:27=4:6:3から火曜日のすべての数字がわかります。

 

水曜日については、

  • A+C=B×2
  • A+B=C

から

  • A+(A+B)=B×2

がわかり、A:B:C=1:2:3がわかります。

 

水曜日の合計は火曜日と同じく156なので、これを1:2:3に比例配分すれば、26、52、78がわかります。

 

また、木曜日合計は90×5/6=75もわかります。

 

さて、ここからが難問です。

  • A週の木金は5:6
  • B週の木金は5:6
  • C週の木金は5:6

が一つの条件。

 

もう一つの条件は、「200人以下」より

  • A週の木金合計は90以下
  • B週の木金合計は22以下
  • C週の木金合計は59以下

です。

 

そこで、5:6の組み合わせを書き出すと

  • 5+6=11
  • 10+12=22
  • 15+18=33
  • 20+24=44
  • 25+30=55
  • 30+36=66
  • 35+42=77
  • 40+48=88

が挙げられます。

 

これで、木曜日と金曜日の合計75+90=165を達成するわけですが、この165という数字はかなり大きく、各週とも目いっぱい大きな数字をそろえないと達成できません。

  • A週=40+48
  • B週=10+12
  • C週=25+30

となります。

 

これで、ウオカもわかりました。


大問6「構成と分割」

 

(1)

 

面積16=2×8=4×4

 

いずれも可能であることを確認して

 

(2+8)×2=20cm、(4+4)×2=16cm(答え)

 

(2)(3)については、あらかじめ必勝法を用意するという性質のものではありません。

 

その場で色々試していくことになります。

 

もし、(2)ができれば、(3)に利用できます。


大問7「論理パズル」

 

(1)

 

大きい数ほど、大きな分母で割った方が、小さくなります。

 

「あ」は、分母が1の分数と考えましょう。

 

(2)(3)

 

通分すると

  • 分母→60
  • 分母→「あ」×60+「い」×30+「う」×20+「え」×15+「お」×12

です。

 

(2)では、分子が1080になるように、あてはめます。

 

ここで、1の位の0に注目すると、12は10倍するしかなく、15は6倍するか8倍するしかありません。

 

この要領でしぼっていきます。

 

(3)では、分子が1031なので、1の位の1を作るには5+16しかなく、「お」は8、「え」は奇数(7、9)しかありません。


対策(第1回)

前半(大問1~4)と、後半(大問5~7)で、難易度が段違いです。

 

レベルA~Cの問題をすべて得点できると、ほぼほぼ合格者平均点になると思われます。

 

ただし、配点は非公表なので、DEの問題の一部も得点する必要があります。

 

論理推理系、論理パズル系の問題の中にも、大問5、7のように、ある程度セオリー通りに解ける問題と、大問6のように、試行錯誤の末、答えが偶然(?)見つかる問題があります。

 

セオリーで対処できる部分は、準備しておきましょう。



志望校別・傾向と対策

システム(ご入会・授業料など)

ホーム

お問い合わせ

電話 03-3304-7817

レッツ算数教室&家庭教師センター

東京都中野区本町1-23-7

お問い合わせ

電話03-3304-7817

レッツ算数教室&家庭教師センター

丸の内線・大江戸線

中野坂上駅前

東京都中野区本町1-23-7

当ホームページは、レッツ算数教室&家庭教師センターが独自に運営しています。サピックス、日能研、早稲田アカデミー、四谷大塚、栄光ゼミナールとは、一切関係ありません。