まず、第1期、第2期、算数選抜に共通する傾向として、「平面図形」「立体図形」「数の性質」からの出題が多くなっています。
また、各回とも小問群が出題されるので、小問まで含めると、結局、出題分野は多岐にわたっています。
それぞれの問題は、
などから構成されています。
その上で、各回の特徴を見ていきましょう。
3つの中では、定番問題の占める割合が最も大きいといえます。
もちろん、中には難問も含まれていますが、合格者平均点(非公表)を取るためには、定番問題を確実に得点すれば十分と推定されます。
第1期に比べると、応用力を必要とする問題の占める割合が大きくなっています。
特に、最後の大問の後半部分は、超難関校で出題されるレベルの問題です。
得点するには、粘り強い思考力と、確実な作業力が必要です。
学校公表の合格最低点では、第1期も第2期もそれほど変わりませんが、難易度には大きな開きがあります。
第2期は、問題の難易度も、受験生のレベルも、かなり上がっています。
全体的なレベルは、第2期とほぼ同じです。
ただ、大問1に計算問題が多数出題されます。
そのため、前半はサクサク進むでしょう。
後半には、他の超難関校の過去問風の問題や、長文の応用問題が出題されることもあり、ヘビーです。
他校の算数選抜の中には、数学を先取りする出題も見られますが、巣鴨の算数選抜は、一般的な中学受験・算数の範囲から出題されています。
「何としても巣鴨に合格したい」という受験生は、もちろん第1期で決めましょう。
定番問題が多いので、努力が報われます。
ただし、定番問題といっても、必ずしも簡単というわけではありません。
「マスターするのに苦労する定番問題」が出題されやすいことに、注意しましょう。
併願校として巣鴨を受験する方は、他校の出題傾向とのすり合わせが問題になります。
近年の巣鴨・算数は、受験生の併願校に対する配慮がみられます。
他の志望校の出題傾向も考慮しながら、対策を練りましょう。
算数選抜は1日午後で、試験時間が60分と長く、見た目も派手な問題が出題されますが
など、受験生への温かい配慮が見られます。
試験当日の体力的、精神的コンディションの整え方も含め、対策しましょう。
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