目次 |
「傾向」 |
1、概要 |
(1)出題分野 |
(2)難易度 |
2、各論(大問1~7) |
「対策」 |
(1)出題分野
「平面図形」「立体図形」「割合」「規則性」を中心に出題されています。
2023年度は、とりわけ「規則性」からの出題が、増加しています。
(2)難易度
出題分野&難易度マップを掲載いたします。(難易度はレッツ算数教室の分析によります)
Aが最も易しく、BCDEの順に難しくなっていきます。
出題分野&難易度マップ | ||
大問1 | ||
(1) | 計算問題 | B |
(2) | 割合 | C |
(3)① | およその数 | B |
(3)② | およその数 | C |
(4) | 平面図形・角度 | D |
(5) | 立体図形・規則性 | C |
大問2 | ||
(1) | 平面図形 | C |
(2) | 平面図形・面積 | C |
大問3 | ||
(1) | 規則性 | C |
(2) | 規則性 | C |
(3) | 規則性 | D |
大問4 | 点の移動・グラフ | C |
大問5 | ||
(1) | 規則性 | C |
(2) | 規則性 | E |
大問6 | ||
(1) | 場合の数 | C |
(2) | 立体図形 | C |
(3) | 立体図形 | E |
大問7 | ||
(1) | 割合 | C |
(2) | 割合 | C |
それでは順に見ていきましょう。
大問1(1)~(3)
ウオーミングアップ問題です。
大問1(4)「平面図形・角度」
典型的な女子学院の平面図形です。
「ウ」が難しいと思われますが、ひし形の性質(線対称)を知っていれば、合同な三角形が見つかります。
大問1(5)「立体図形・規則性」
本年度、増加した規則性の問題です。
よくある「三角数」にはならないので、注意です。
大問2「平面図形・面積」
こちらの平面図形は、基本的です。
大問3「規則性」
昔、女子学院のライバル校(O学園)で出題された問題に似ています。
女子学院としては、新傾向です。
この傾向が続くか、大いに注目されます。
大問4「点の移動・グラフ」
近年流行の「グラフ読み取り」です。
基本問題です。
大問5「規則性」
またまた「規則性」です。
こちらは、男子の最難関校(T中学)風の規則性です。
女子学院と併願されることの多い、もう一つのO学園にも、類似の発想の問題があります。
規則性に加え、「場合分け」の工夫も必要です。
ところで、341を31×11に素因数分解するのは、やや厳しいかもしれませんが、11の倍数の性質はおさえておきましょう。
大問6「場合の数・立体図形」
こちらは、王監督やハンカチ王子の出身校、WJGの過去問風。
現在、中学受験・算数の定番問題となっています。
(3)は捨て問にしても大丈夫です。
大問7「割合」
いわゆる「狂った時計」の基本問題です。
計算ミスさえしなければ、得点しやすいでしょう。
毎年、個性的な出題が多い女子学院ですが、2023年度は、オリジナル性やや控えめの出題でした。
偶然かもしれませんが、他校の過去問との類似性が見られます。
特に、難関校で流行している「規則性」重視、「場合分け」重視の出題は、女子学院としては新傾向です。
この傾向が、次年度以降も続くか、注目されます。
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