恵泉2018年(A)算数は、例年通りの出題傾向、難易度でした。
順に見ていきましょう。
大問1「計算問題」
(2)で、一瞬、通分に戸惑うかもしれません。
38=19×2、114=19×6です。
大問2
(1)「平面図形」
三角定規の3つの角は、常識です。
45度をもう一か所書き込むと、アを含む四角形の内角がわかってきます。
(2)「場合の数」
6個の点から4個の点を選ぶ「組み合わせ」は、6個の点から「選ばない」2個の点を選ぶ「組み合わせ」に等しい。
よって、6×5÷2=15通り。
ところが、GHIの3点を同時に選んでしまうと、残りの1点をDEFどれを選んでも、三角形になってしまう。
15ー3=12通り(答え)
(3)「比合わせ」
3:1と5:1。全体を12にすると、9:3と10:2。
差の1が10個。12で120個(答え)
(4)「数の性質」
「余りが13」なので、先に余りを引いておけば、割り切れます。
87-13=74。198-13=185。
74と185の最大公約数は37(答え)
大問3「平面図形」
(1)「比合わせ」
BG:GD=3:5。BE:ED=1:1。よって、3:1:4(答え)
(2)三角形BFG:三角形BCE=3×3:4×5=9:20。
差の11が22㎠。1が2㎠。
よって、三角形BCEの面積は40㎠。平行四辺形ABCDの面積は160㎠。(答え)
大問4「3段つるかめ」
「園児1人につき保護者1人は必ず付き添う」
「園児1人につき保護者は1人まで」
要するに、園児1人と保護者1人がセット。平均すると、1人400円。
400円と750円のつるかめで、合計180人、90900円。
よって、園児と保護者合計で、126人。園児は63人。(答え)
大問5「進行グラフ」
(1)急行電車と普通電車が出会った地点はAB間を18:(27-18)=18:9=2:1に分ける地点。
よって、18×3=54分後(答え)
(2)54+1=55分後に、急行電車はどこにいるか?
55-(27+4)=24。すなわち、Bを出発してから24分後。片道27分なので、9分の8まで、戻っています。残り9分の1。
9分の9の時18分後にすれ違っているので、18÷9=2より、2分後にすれ違います。
55+2=57分後。
1回目にすれ違ってからは、57-18=39分後。(答え)
全体的にオーソドックスな出題です。
とはいえ、「比合わせ」や、「3段つるかめ」「進行グラフ」など、中学受験・算数に特有の高度なテクニックが出題されています。
きちんと準備していないと、難しいでしょう。
また、「場合の数」では、3点が一直線になってしまい、四角形にならない場合に気づくかどうか、問われています。
これも、間違えやすいところ、引っかかりやすいところなのです。
日ごろから、独特のテクニックを使う問題、間違えやすい問題について、ノートにメモを残しておくなどの対策が有効です。
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