サレジオ学院の算数は、例年、大問5~7問程度で構成されています。
大問1は、計算問題。
大問2は、様々な分野からの小問群が出題される年度と、テーマをもった応用問題の年度があります。
大問3以降は、それぞれテーマをもった応用問題が並んでいます。
頻出分野について。
「平面図形」は、よく出題されます。「角度」「面積」ともに出ます。
また、
などは、立体図形の問題ですが、「三角形の相似」を使って解く問題で、事実上、「平面図形」の問題も兼ねています。
「規則性」もよく出ています。
などです。
そのほかには、「論理パズル」「ルール指定問題」がよく出ます。
などです。
難易度について。
「平面図形」は、中学受験算数の定番問題がよく出ています。多少、難しいテクニックを使いますが、有名なものが多いので、サレジオの受験生にとっては、それほど難しくないでしょう。
「規則性」も、同じく、定番問題からの出題が多いといえます。しっかり準備してあれば、解けます。
ただし、計算だけでは押し切れない、手間のかかる規則性問題も出ています。(2016年A大問3など)
「論理パズル」「ルール指定問題」は、かなり難しい問題が出題されます。
などが試されています。
大問1の計算問題は、それほど手間はかかりません。
ひとつ、注意点をあげるならば、小数と分数が混ざっている問題で、小数に統一して計算するのか、分数に統一して計算するのか、判断できるようにしておくと、良いでしょう。
たとえば、2016年大問1(2)。
左辺の0.225を分数にすると、少々やっかいなことになります。
右辺の8分の3を0.375に直すと、その後がラクになるでしょう。(計算の工夫)
「平面図形」は、中学受験算数の王道を行く問題ぞろいです。
「三角形の相似」「等積移動」など、有名な定番問題がよく出ています。
塾のテキストに掲載されている問題をマスターすれば、高得点が望めます。逆に、ここで落とすようだと、その後のばん回が苦しくなるでしょう。心して、準備しましょう。
「規則性」は、基本的に定番問題から出ているので、これも塾のテキストに掲載されている問題をマスターすれば、だいたい対応できます。
ただ、
などが出ており、差がつく分野です。
図形問題が、比較的、点を取りやすいということを考えると、おそらく、「規則性」の問題が、合否を分けるポイントになっているのではないでしょうか。
最後に、「論理パズル」「ルール指定問題」です。
こちらは、相当な難問ぞろいです。
十分な時間があり、「楽しみ」として解くには、これほど楽しい問題はありません。
でも、入試本番の緊張感の中、制限時間に追われながら解くのは、最悪です。
解けるかどうかは、その時の調子、問題の難易度、問題との相性、たまたまあてはめた数字がうまくいったか、などによって決まります。もっとも点数が読めない分野、あてにできない分野でしょう。
対策としては、
といったことが、大切です。
といった基礎知識を自在に使えるように、練習しておきましょう。
さらに。
論理パズルは、精神状態によって、出来不出来が大きく左右されます。
といったことも、大切です。
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