市川中学の算数は、例年、大問6問で構成されています。
大問1は、様々な分野の小問5問。大問2以降は、それぞれテーマをもった応用問題が並んでいます。
応用問題の小問数は、必ずしも一定していません。2017年第2回大問6のように、小問5問で構成されている時もあれば、2018年第2回大問6のように、1問だけの時もあります。
小問単位で数えた問題数が、毎年毎回異なるので、配点が読みにくいです。
1、頻出分野について
問題数が多く、大問1の小問群もあるので、まんべんなく多くの分野から出題されています。中でもよく出るのは、「平面図形」「規則性」「点の移動(速さ)」あたりです。
点の移動は、平面図形や規則性とからめて、融合問題として出題されることが多いです。
2、難易度について
難易度は、易しい問題から、難しい問題まで、幅広く出題されています。
難問の配置場所は特に決まっていません。大手塾の公開模試のように、易しい問題から、難しい問題へと並んでいるわけではなく、全体的にポツポツと点在しています。
年度や回によって、大問の(1)が易しく、(2)が難しいこともあれば、大問ごとに、易しい大問と難しい大問が交互に並んでいることもあります。
ただし、易しい問題は徹底的に易しく、難しい問題は徹底的に難しい傾向にありますから、取捨選択しやすいでしょう。受験者平均点が50%前後というのがそのあたりの事情を表しています。
おそらく、多くの受験生の答案は○×○×○×・・・となっているのではないでしょうか。
「傾向」で述べたように、易しい問題と難しい問題の差が大きく、しかも点在しているわけですから、対策としては、「取れる問題を確実に取る」ということになります。だれでも解ける、易しい問題を落とすと、追いつくのが非常に難しくなります。
このことは、どの学校にも言えることですが、市川中学の受験生にとっては、特に大切でしょう。
日頃から、基本問題、定番問題を幅広くつぶしておくべきです。それには、コンスタントに、コツコツ勉強することが大切です。
また、難しい問題を見たときに、頭にか~ッと血が上って、わけがわからなくなると、終わります。難問でプレッシャーを感じたとき、どうやって、冷静さをとりもどすか?過去問で練習して、よく慣れておきましょう。
分野的には、平面図形、規則性、点の移動の「融合問題」がカギです。「動きのある平面図形」と言ったらよいでしょうか。「転がる問題」「3歩進んで2歩下がる問題」「点が移動するにつれて、三角形の面積が変わる問題」などを、よく勉強しておきましょう。
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