目次 |
「傾向」 |
1、概要 |
(1)出題分野 |
(2)難易度 |
2、各論(大問1~5) |
「対策」 |
(1)出題分野
本年度は、「水そうおもり」「平面図形・比」「場合の数」「規則性」を中心に出題されています。
(2)難易度
昨年度よりも、やや易しくなった印象です。
出題分野&難易度マップを掲載いたします。(難易度はレッツ算数教室の分析によります)
Aが最も易しく、BCDEの順に難しくなっていきます。
出題分野&難易度マップ | ||
大問1 | ||
(1) | 計算 | A |
(2) | 計算 | A |
(3) | 平均算 | B |
(4) | 速さ・通過算 | B |
(5) | 割合・売買算 | C |
(6) | 割合・濃さ | C |
(7) | 平面図形 | B |
(8) | 立体図形 | B |
大問2 | ||
(1) | 水そうおもり | B |
(2) | 水そうおもり | C |
(3) | 水そうおもり | D |
大問3 | ||
(1) | 平面図形・比 | C |
(2) | 平面図形・比 | D |
(3) | 平面図形・比 | D |
大問4 | ||
(1) | 場合の数 | B |
(2) | 場合の数 | C |
(3) | 場合の数 | E |
大問5 | ||
(1) | 規則性 | D |
(2) | 規則性 | D |
(3) | 規則性 | D |
それでは順に見ていきましょう。
大問1(1)~(4)
基本問題です。
(4)は「追い越し」ではなく、「最前部が並ぶまで」である点が注意です。
大問1(5)「割合・売買算」
1.3×0.2=0.26
よって、0.26が71+20=91円にあたります。
91÷0.26=350円(答え)
大問1(6)「割合・濃さ」
560×0.05=28g……正しい食塩の重さ
(28+□)÷0.08=560+□×2
□=20(答え)
大問1(7)「平面図形」
はじめて出題された当時は難問でしたが、今では有名な定番問題です。
大問1(8)「立体図形」
外側の円すいから、内側の円すいをくり抜くだけです。
3.14倍を最後にまとめるなど、計算の工夫をしましょう。
大問2「水そうおもり」
おもりの体積、a、b、cがわかれば、基本問題です。
体積は、図1と図2を比べ、満水までにかかった時間の差から求めます。
aは、図1の165~240秒に入った水の体積(深さ)から逆算します。
cは図2の120~180秒に入った水の体積(深さ)から逆算します。
bは、おもりの体積÷a÷cです。
ちなみに、bとcどちらが高いかは、問題文の条件から決まらず、とりあえず、見た目でcが高いと仮定しています。
どちらが高くても、正解に影響はないことから、特定する必要はありません。
大問3「平面図形・比」
(1)
三角形DBC、DFC、GFCの順に求めます。
(2)
CEの延長線と、DAの延長線が交わる点をJとします。
三角形IDJとIFCは相似で、相似比3:2(答え)
(3)
三角形DFCでチェバが成立します。
大問4「場合の数」
(1)
6C3=20通り(答え)
(2)
5C1×4C2=30通り(答え)
(3)
を求めました。
残り、
合計20+30+12+1=63通り(答え)
大問5「規則性」
有名なフィボナッチ数列です。
Nで割った余りもフィボナッチ的になっています。
ただし、余りの場合、たとえば、2で割って余り2は、余り0とします。
(1)
2023÷3=674余り1→674個(答え)
(2)
2023÷5=404余り3→404個(答え)
(3)
40 の倍数とは、5の倍数かつ8の倍数
5×6=30ごとに現れる
2023÷30=67余り13→67個(答え)
前半は、基本~標準レベルの問題。
後半は難しい応用問題。
いずれも、中学受験・算数に特有のテクニックが満載です。
前半の問題を確実に得点できるよう、解法知識の充実を図るとともに、難関校向けの応用問題にも、チャレンジしておきましょう。
努力が報われる、勉強して良かったと思える問題が並んでいます。
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