青山学院中 算数 対策 2023年


目次
「傾向」 
1、概要
(1)出題分野
(2)難易度
2、各論(大問1~14)
「対策」

傾向

1、概要

(1)出題分野

 

本年度も「平面図形」「立体図形」中心の出題です。

 

他にも、「速さ」「割合」「規則性」「和と差の文章題」などから出題されています。

 

(2)難易度

 

標準~やや難し目の問題が中心で、最後の大問2問が、難問です。

 

出題分野&難易度マップを掲載いたします。(難易度はレッツ算数教室の分析によります)

 

Aが最も易しく、BCDEの順に難しくなっていきます。

   出題分野&難易度マップ
大問1 計算
計算 
大問3  数の性質 
大問4  縮尺 
大問5  消去算 
大問6  つるかめ算 
大問7  割合・濃さ 
大問8  選挙 
大問9  速さ・流水算 
大問10     
(1)  規則性 
(2)  規則性 
大問11  平面図形 
大問12  立体図形 
大問13  平面図形 
大問14     
(1)  立体図形 
(2)  立体図形 

それでは順に見ていきましょう。

2、各論(大問1~14)


大問1、2「計算」

 

ウオーミングアップ問題です。


大問3「数の性質」

 

積が整数であることから、

  • 分子は8と3の公倍数、すなわち、24の倍数
  • 分母は57と38の公約数、すなわち、1または19

さらに、整数AとBは互いに素

 

よって、分子は最小公倍数の24、分母は最大公約数の19


大問4「縮尺」

 

本来、基本問題ですが、面積の場合、相似比を2回かけることを忘れる受験生が非常に多いので、注意しましょう。


大問5「消去算」

 

図1から、○○=△△△

 

よって、○:△=3:2

 

これを図2の○と△に代入すると、□=8/3

 

あらためて、○:△:□=9:6:8

 

これを図3に代入して、□=120g(答え)


大問6「つるかめ算」

 

「たこやきを買った人」の意味が、「たこやきだけ」買った人なのか、「両方」買った人を含むのか、迷うかもしれません。

 

ただ、前者と考えると、人数が整数にならないので、後者に確定します。

 

あとは、「かき氷だけ」買った人の人数と金額を切り離し、普通のつるかめ算に持ち込みます。


大問7「割合・濃さ」

 

問題文には、Bの容器を「よくかき混ぜてからその半分をAに戻した」と書いてあります。

 

でも、かき混ぜなくても、Aの半分(8%100g)の半分(8%50g)とBの半分(12%□g)をAの残り(8%100g)に混ぜれば、同じ結果になります。

 

よって、8%150gと12%□gを混ぜたら、10%になった、ということで、□=150g、最初のBは300g(答え)


大問8「選挙」

 

知識問題ですが、難問です。

 

Fは当選確実なので、除外。

ACD決戦なので、BEGHも除外です。


大問9「速さ・流水算」

 

「2回目の出会いは、1回目の出会いの3倍」

 

という、有名な問題と形がそっくりですが、引っかかってはいけません!

 

上りの速さ:下りの速さ=3:5を使って、「1回目の出会いの時間:2回目の出会いの時間」を計算しましょう。


大問10「規則性」

 

(1)

 

10×10=100番目の奇数です

 

(2)

 

513は257番目の奇数。

 

よって、512は256番目の奇数。

 

512を並べた時、ちょうど16×16の正方形が完成します。

 

513は、これより一回り大きい正方形の左上なので、各辺に18枚(答え)


大問11「平面図形」

 

直角二等辺三角形の残りの頂点をEとします。

 

線分CDで蓋(ふた)をして、全体から白い三角形CDEを引くと、求められます。


大問12「立体図形」

 

重なり部分の体積を求めます。

 

底面の四分円の面積で割ります。


大問13「平面図形」

 

158-90=68…角AFE

 

(180-68)÷2=56…角EFD

 

180-56-45=79…角FDB

 

(180-79×2)÷2=11…角BDE

 

11+45=56…角DEF(答え)


大問14「立体図形」

 

本問は、図1-①から図2-②にいたる途中の図を、いかに細かく正確に描けるかが、テーマです。

 

容器Bを沈め始めてから、容器Bに水が入り込む直前状態と、容器Bが底に完全に沈んだときの図を比べ、どの部分の水が容器Bに入ったか、正確に描けるか?(難しいですが)

 

容器Cを沈めるときについても、同じように描けるか?(さらに難しいですが)

 

といったことが、大切です。

 

これさえできれば、底面積の比はすべてわかっているので、あとは簡単でしょう。


対策


ポイント1


よくある定番問題のようでありながら、ひとひねりしてあって、なかなか一筋縄ではいかない……

 

そのような感じの問題が、ずらりと並んでいます。

 

対策は、当然のことながら、理解に努めることです。

 

たとえば、大問3「数の性質」

 

よくある問題に似ていますが、「整数AとBには1以外の公約数はありません」というただし書きが、何を意味するのか?

 

解法暗記で解いていた人には、理解できず、苦労するでしょう。


ポイント2


問題文の意味が2通りに解釈できる場合、問題が出題ミスにならないように、解釈します。

 

大問6がそのような問題か否か、意見は分かれると思われますが、心得ておきましょう。




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