桜蔭の算数では伝統的に
1、立体切断
2、規則性
3、不定形のつるかめ算
が出題されてきました。
もっとも、ここ数年、世間で立体切断が大流行してきたのとは裏腹に、桜蔭では立体切断はあまり出題されなくなりました。これと入れ替わるようによく出題されるようになったのが
4、回転体の体積・表面積
です。ただし、2017年の桜蔭では「立体切断」が復活しましたので、油断はできません。
規則性は相変わらずよく出題されています。2016年などは、
と、3題も出題されました。もっともホットな分野です。ただし、大問2,3は大手塾のテキストでは規則性に分類されていないかもしれません。これら「融合問題」は注意です。
以上が桜蔭の頻出分野ですが、もちろん速さ、数の性質、平面図形、割合など幅広い分野から出題されますので、スキのない準備が必要です。
また、ここ数年
5、問題文の長文化
6、計算の煩雑化
が著しくなっています。回転体は円周率の×3.14が出てきますし、消費税8%の問題は÷1.08が出てきます。
実戦的には算数のひらめきよりも計算力の方が勝敗を分けるかもしれません。
ここ数年の問題を見る限り、理論的な難しさよりも
「計算の手間」
「書き出しの手間」
の方がきわだっています。「難問」対策と同時に「煩問」対策が必要です。
などなど、挙げだしたらキリがありません。日頃から、自分なりの工夫を準備しておきましょう。
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