桜蔭の算数で最も特徴的なのは、
➀調べる問題
➁規則性の問題
③立体図形(体積・表面積・切断)
の3分野です。
➀「調べる問題」は、伝統的に「不定形のつるかめ算(表で解くつるかめ算)」が出題されてきましたが、近年は、論理推理問題など、「場合分け」が多岐にわたる問題も出題されており、難化してきました。
➁「規則性の問題」は、倍数などの「周期性」を利用する系統と、フィボナッチ数列など「前後関係」を利用する系統が、どちらも出題されています。
③「立体図形」は、以前は「切断問題」が頻出でしたが、近年は、「体積・表面積」も出題されるとともに、「図形と規則性」「図形と場合の数」など、他分野との融合問題も頻出です。
また、桜蔭の算数のもう一つの特徴は、
➀計算が手間
➁作業量が多い
という点です。
たとえば、「図形問題」では、分数計算の中に、円周率3.14が入ってきたりします。
「調べる問題」では、表を作って条件に該当する数字を黙々と書き出す必要があります。
かなり忙しい試験であるといえます。
場合分け能力を鍛えよう!
現在、難関校では、「場合分け能力」が非常に重視されています。
「中学受験・算数の解法知識は、大学受験・数学にほとんど役立たないのではないか?」
との批判がある中で、この「場合分け能力」は、数学にも大いに役立つことから、重視されているものと思われます。
桜蔭が「調べる問題」を重視しているのも、調べるにあたって、「場合分け」が必要だからでしょう。
では、この能力はいかにして鍛えればよいのでしょうか?
場合分けというのは、視点次第で、7~8通りに分かれたり、逆に、2~3通りにしか分かれなかったりします。
問題を処理するのにちょうどよい分け方をするには、どのような視点が必要か、常に検討する姿勢が重要です。
答え合わせをする際にも、単に正解したか否かではなく、自分の視点と解説の視点を比べ、自分にない優れた発想を見つけた時には、自分の中に取り込んでいきましょう。
煩問対策をしよう!
計算量や作業量の多い問題を、いかにコスパのよい解法で処理するかという点も、合否を分けます。
など、日頃から、自分なりの工夫を準備しておきましょう。
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