栄東の算数は、例年、AB日程が大問5問(答えのみ)、東大選抜が大問4問(記述式含む)となっています。
いずれも、大問1は各分野からの小問群、大問2以降はテーマをもった応用問題が並んでいます。
よく出る分野は、何といっても「平面図形」。その中でも、三角形の相似比を利用した面積、線分の長さの問題が頻出です。
他には、「速さ」「規則性」「場合の数」などが、よく出題されます。
中学受験算数の問題としては、オーソドックスです。
難易度は、コースによって、年度によって、かなり異なります。
一般的には、ABが標準的な問題、東大選抜は難問が多いといえます。でも、ABでも難問が出題されることもあり、油断は禁物です。
過去問の類似問題も結構、出題されています。
栄東の過去問類似問題が出題されることも多いとはいえ、毎年6回分(帰国生ふくむ)産出される過去問をすべてチェックするのは、あまり現実的とはいえません。過去問を入手するだけでも困難です。
やはり、オーソドックスに、大手塾のテキストをすみずみまで勉強することが、大切です。
その上で、難問対策をどうするかです。
栄東の難問は、多くの場合、ヒントとなる問題が、大手塾のテキストに収録されています。「この応用問題は、テキストのあの問題と似ているな」と感じ取れれば、解けます。
では、「似ている」とは、何がどのように似ているのかというと、問題を解くための「背後の発想」が似ているのです。
たとえば、平成29年A日程大問1(6)。オリンピックのような輪が3つ、重なっています。
この問題は「魔法陣」と同じ発想で解けます。
魔法陣の解き方だけ暗記していると、本問が同じ方法で解けることに気づかず、混乱するでしょう。
でも、魔法陣の問題を、「等しいものに注目する問題」と整理している人にとっては、本問は簡単な問題です。
算数には
などの発想があり、ここを押さえておくことで、応用力が高まります。
算数の発想法については、このホームページ中の
でも、くわしくご説明しています。
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