目次 |
「傾向」 |
1、概要 |
(1)入試結果 |
(2)出題分野 |
(3)難易度 |
2、各論(大問1~6) |
「対策」 |
(1)入試結果
年度 | 受験者平均点 | 合格者平均点 |
2022 | 53.9 | 65.5 |
2021 | 59.2 | 72.9 |
2020 | 46.5 | 60.5 |
(学校ホームページより。算数100点満点)
(2)出題分野
「速さ・進行グラフ」「立体図形・切断」「統計」を中心に出題されています。
小問群では、「平面図形」「割合」「規則性」なども出題されています。
(3)難易度
本年度は、大問2、大問3の小問群がけっこう難しく、逆に、大問3、大問4の応用問題が、基本問題になっています。
平均点が若干下がったのは、このあたりに原因があるのかもしれません。
ただし、大問6(2)は、難問です。
出題分野&難易度マップを掲載いたします。(難易度はレッツ算数教室の分析によります)
Aが最も易しく、BCDEの順に難しくなっていきます。
出題分野&難易度マップ | ||
大問1 | ||
(1) | 計算 | A |
(2) | 計算 | A |
大問2 | ||
(1) | つるかめ不定形 | B |
(2) | 速さ・比 | B |
(3) | 文章題 | C |
(4) | 割合 | C |
(5) | 規則性 | E |
大問3 | ||
(1) | 立体図形 | C |
(2) | 速さ | B |
(3) | 平面図形 | B |
(4) | 平面図形 | D |
大問4 | ||
(1) | 速さ・進行グラフ | B |
(2) | 速さ・進行グラフ | B |
大問5 | ||
(1) | 立体図形・切断 | B |
(2) | 立体図形・切断 | B |
(3) | 立体図形・切断 | B |
大問6 | ||
(1) | 統計 | B |
(2) | 統計 | E |
それでは順に見ていきましょう。
大問1「計算」
ウオーミングアップ問題です。
大問2(1)(2)
基本問題です。
大問2(3)「文章題」
Aさんは前から23番目。
Bさんは、自分の後ろに26人いるから、前から40-26=14番目
つまり、15~22まで、何人か?という問題
22-14=8人(答え)
大問2(4)「割合」
基本問題です。
大問2(5)「規則性」
正三角形が正六角形に接している段階と、接しなくなった段階とで、規則が変わります。
番号 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
長さ | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 7 | 9 | 12 | 16 | 21 |
大問3(1)「立体図形」
サイコロコロコロ問題では、例の図の描き方を使うこと、もちろんです。
さらに、本問では、同じ方向に4回連続で転がると、元に戻ることも利用すると、効率的です。
大問3(2)(3)
基本問題です。
大問3(4)「平面図形」
大問4、大問5
いずれも、基本問題です。
大問6「統計」
(1)は練習。
(2)は難問です。
1年生または2年生のとき、C組だった生徒は、表1より71人
この人たちは、全員カウントします。
3年生のとき、さち子さんと同じクラスの生徒は、表2の合計です。
これを加えます。
ただし、表2で1年生のときC組だった生徒と、2年生のときC組だった生徒は、すでに表1の71人の中に含まれていますから、除きます。
最後に、さち子さん自身を除くことを忘れずに。
本年度の大問2、大問3の小問群には、かなり難しい問題が含まれています。
他方、大問4、大問5は、応用問題の位置づけですが、基本問題です。
難問をいかに後回しにして、基本問題で得点を稼ぐかが、重要テーマです。
そうは言っても、例年、大問2、3の小問群が得点しやすい問題であれば、かなりのプレッシャーを感じるでしょう。
本番の緊張感の中で、問題の難易度を見極める鑑識眼を身につけましょう。
そのためには、基本問題全てを十分マスターし、「自分にとって難しければ、基本問題ではない」と言い切れることが大切です。