目次 |
「傾向」 |
1、概要 |
(1)入試結果 |
(2)出題分野 |
(3)難易度 |
2、各論(大問1~5) |
「対策」 |
(1)入試結果
年度 | 合格者平均点 |
2022 | 76.9 |
2021 | 71.5 |
(学校ホームページより。算数100点満点)
(2)出題分野
「平面図形」「規則性」「数の性質」「立体図形」を中心に出題されています。
「速さ」「割合」は、一行題で出題されただけでした。
(3)難易度
基本~標準レベルの問題が中心です。
ただし、これは、難しい応用問題を、細かいステップに分けて出題しているからです。
それぞれの応用問題の終盤は、かなりの難問です。
出題分野&難易度マップを掲載いたします。(難易度はレッツ算数教室の分析によります)
Aが最も易しく、BCDEの順に難しくなっていきます。
出題分野&難易度マップ | ||
大問1 | ||
(1) | 計算 | A |
(2) | 計算 | A |
(3) | 仕事算 | B |
(4) | 3段つるかめ | C |
(5) | 差集め算 | C |
(6) | 比 | C |
(7) | 速さ・倍数算 | C |
大問2 | ||
(1)① | 平面図形 | B |
(1)② | 平面図形 | C |
(2) | 平面図形 | D |
大問3 | ||
(1) | 規則性 | B |
(2) | 規則性 | B |
(3) | 規則性 | C |
大問4 | ||
(1) | 数の性質 | B |
(2) | 数の性質 | B |
(3) | 数の性質 | B |
(4) | 数の性質 | C |
(5) | 数の性質 | D |
(6) | 数の性質 | E |
大問5 | ||
(1) | 立体図形 | B |
(2)① | 立体図形 | C |
(2)② | 立体図形 | C |
(3) | 立体図形 | C |
(4)① | 立体図形 | E |
(4)② | 立体図形 | E |
それでは順に見ていきましょう。
大問1(1)~(3)
ウオーミングアップ問題です。
大問1(4)「3段つるかめ」
30円と50円は、同じ個数買ったので、平均40円。
これで、普通のつるかめ算になります。
大問1(5)「差集め算」
もし、男子がいなくて、女子に12枚ずつ配ったら、男子に配った12×21=252枚が、さらに余ります。
11+252=263
(263-23)÷(36-12)=10人(答え)
大問1(6)「比」
管Aについて、2000L:2100L=20:21
差の1が2分→2×21=42分(答え)
大問1(7)「速さ・倍数算」
有名な「峠の問題」と同じです。(Bが峠と考えればよい)
倍数算で解くのがオススメです。
大問2「平面図形」
(1)
白い正方形の一辺は、6-2=4cmです。
(2)
半径×半径は、正方形の面積の1/2です。
(3)
4点ACEGを結んで正方形を作ります。これが、(1)(2)の正方形ABCDにあたります。
その内部に、2cm×8cmの直角三角形を4個配置すると、内部に一辺6cmの正方形ができます。
大問3「規則性」
重なり部分は2個、4個、6個、8個……と増えていきます。
これが合計42個になるのは(1+2+3+4+5+6)×2なので、7回目の図形とわかります。
大問4「数の性質」
(5)までは、根性で解いてもOKです。
(6)
(1/72)+(1/72×2)=(2+1/72×2)=1/48
BがAの2倍のとき、Cが48で成立しました。
なぜ成立したのか、観察しましょう。
BがAの□倍のとき、通分すると、必ず、分母はA×□、分子は□+1になります。
分子は約分して1にならなければいけませんが、□+1と□は、□が2以上のとき、絶対に約分できません。
よって、□+1は72の約数です。(しかも、3以上)
1 | 2 | 3 | 4 | 6 | 8 |
72 | 36 | 24 | 18 | 12 | 9 |
よって、10組(答え)
大問5「立体図形」
(1)~(3)
AQとPGは平行なので、三角形ADQとGFPは相似
よって、辺の長さから相似比を求めれば、OKです。
(4)
Rから左へ水平な線を引き、PFと交わる点をSとします。
今度は、三角形ADQとRSPが相似になりますが、相似比を求めるには、PSの長さが必要です。
①が、PFの長さとRGの長さの差(つまりPS)を問うのは、このためです。
二つの台形は、高さが5cmで等しいので、「上底+下底」の差は16×2÷5=6.4cm
AE-QH=10-6.4=3.6なので、PF-RG=6.4-3.6=2.8cm(答え)……➀
三角形ADQとRSPの相似比は3.6:2.8=9:7で、差の2が3+3=6cmなので、6÷2×9=27cm(答え)……➁
小問単位で全25問
合格者平均点は76.9%
よって、5問捨てても大丈夫、というザックリ計算になります
レベルABCが満点なら、合格者平均でしょう。
そのためには、自分でレベル判定ができるように、今回のABC問題とDE問題から受ける「圧力の違い」を、感じ取っておきましょう。
なお、大問4と大問5は、とても面白いアイデアが含まれているので、過去問演習では、レベルEまで良く味わっておくことをオススメします。
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