目次 |
「傾向」 |
1、概要 |
(1)出題分野 |
(2)難易度 |
2、各論(大問1~8) |
「対策」 |
(1)出題分野
「平面図形」「立体図形」「速さ」「場合の数」「論理パズル」など、例年通りの分野から出題されています。
(2)難易度
序盤、終盤が難しく、中盤は標準的、という構成です。
本年度も「平面図形」はユニークな難問でした。
「出題分野&難易度マップ」を掲載いたします。(難易度はレッツ算数教室の分析によります)
Aが最も易しく、BCDEの順に難しくなっていきます。
出題分野&難易度マップ | ||
大問1 | ||
① | 計算 | A |
② | 計算 | B |
大問2 | ||
① | 論理パズル・相当算 | C |
② | 論理パズル・相当算 | D |
大問3 | ||
① | 規則性 | B |
② | 規則性 | D |
大問4 | 立体図形 | C |
大問5 | ||
① | 平面図形 | B |
② | 平面図形と比 | C |
大問6 | 平面図形 | E |
大問7 | ||
① | 速さ・進行グラフ | C |
② | 速さ・進行グラフ | D |
大問8 | 場合の数 | E |
それでは、順に見ていきましょう。
大問1「計算」
ウオーミングアップ問題です。
②の分母は、7や17の倍数です。
大問2「論理パズル・相当算」
まず、順位がわかります。
次に、相当算なので、和と比がわかっている部分を探すと、B、D、Eの合計が40個で、BとEは多少工夫すれば2:1
よって、この辺りが攻め口となりそうです。
大問3「規則性」
案ずるより、調べるが速し!
どんどん調べると、すぐ見つかります。
11余るということは、図2のたては12個以上
よって、正五角形の1辺は11個以上
ここから調べます。
大問4「立体図形」
大問5「平面図形」
いずれも、定番問題です。
大問6「平面図形」
AD=BEという条件を利用するには、二等辺三角形を作ることが考えられます。
そこで、ADの向きを変えないで、AがBに重なるように平行移動します。
Dの移動先を点Iとすると、三角形BIEは二等辺三角形。
これで補助線は完成です!
大問7「速さ・進行グラフ」
120m地点で傾きが急になっているのは、Aが自宅で止まっているから
直後、グラフが下向きになっているのは、Aが自転車でスタートしたから
18分後に追いこし、21分後にA公園着
その後、傾きが変わっているのは、Bが公園に着いたから
以上を順番に計算すると、それぞれの速さがいもづる式に求められます。
大問8「場合の数」
どのような視点で場合分けするかがポイントです
真ん中に置くか置かないかで、場合分けしましょう。
本年度も、40分という短い制限時間に対して、かなりのボリュームでした。
最近は、大問3のように、理論を考えるより、どんどん書き出してしまった方が早い問題が出題されています。
書き出しているうちに、規則性が見えてくるかもしれません。
このことを知っていると、実戦的です。
また、トリッキーな平面図形の問題も続いていますが、
「長さの等しい線分を利用して、二等辺三角形を見つける」
というコツを知っていると、時間短縮になります。
(青い文字をタップ・クリック) |
慶應普通部の算数・トップ |
慶應普通部 算数 対策 2022年 |
慶應普通部 算数 対策 2021年 |
慶應普通部 算数 対策 2020年 |
慶應普通部 算数 対策 2019年 |