慶應普通部 算数 対策 2023年


目次

「傾向」 
1、概要
(1)出題分野
(2)難易度
2、各論(大問1~8)
「対策」

傾向

1、概要

(1)出題分野

 

「平面図形」「立体図形」「速さ」「場合の数」「論理パズル」など、例年通りの分野から出題されています。

 

(2)難易度

 

序盤、終盤が難しく、中盤は標準的、という構成です。

 

本年度も「平面図形」はユニークな難問でした。

 

「出題分野&難易度マップ」を掲載いたします。(難易度はレッツ算数教室の分析によります)

 

Aが最も易しく、BCDEの順に難しくなっていきます。

   出題分野&難易度マップ
大問1    
計算 A
計算 B
大問2    
論理パズル・相当算 C
論理パズル・相当算 D
大問3    
規則性 B
規則性 D
大問4 立体図形 C
大問5    
平面図形 B
平面図形と比 C
大問6 平面図形 E
大問7    
速さ・進行グラフ C
速さ・進行グラフ D
大問8 場合の数 E

それでは、順に見ていきましょう。

2、各論(大問1~8)


大問1「計算」

 

ウオーミングアップ問題です。

 

②の分母は、7や17の倍数です。


大問2「論理パズル・相当算」

 

まず、順位がわかります。

 

次に、相当算なので、和と比がわかっている部分を探すと、B、D、Eの合計が40個で、BとEは多少工夫すれば2:1

 

よって、この辺りが攻め口となりそうです。


大問3「規則性」

 

案ずるより、調べるが速し!

 

どんどん調べると、すぐ見つかります。

 

11余るということは、図2のたては12個以上

 

よって、正五角形の1辺は11個以上

 

ここから調べます。


大問4「立体図形」

 

大問5「平面図形」

 

いずれも、定番問題です。


大問6「平面図形」

 

AD=BEという条件を利用するには、二等辺三角形を作ることが考えられます。

 

そこで、ADの向きを変えないで、AがBに重なるように平行移動します。

 

Dの移動先を点Iとすると、三角形BIEは二等辺三角形。

 

これで補助線は完成です!


大問7「速さ・進行グラフ」

 

120m地点で傾きが急になっているのは、Aが自宅で止まっているから

 

直後、グラフが下向きになっているのは、Aが自転車でスタートしたから

 

18分後に追いこし、21分後にA公園着

 

その後、傾きが変わっているのは、Bが公園に着いたから

 

以上を順番に計算すると、それぞれの速さがいもづる式に求められます。


大問8「場合の数」

 

どのような視点で場合分けするかがポイントです

 

真ん中に置くか置かないかで、場合分けしましょう。


対策

本年度も、40分という短い制限時間に対して、かなりのボリュームでした。

 

最近は、大問3のように、理論を考えるより、どんどん書き出してしまった方が早い問題が出題されています。

 

書き出しているうちに、規則性が見えてくるかもしれません。

 

このことを知っていると、実戦的です。

 

 

また、トリッキーな平面図形の問題も続いていますが、

 

「長さの等しい線分を利用して、二等辺三角形を見つける」

 

というコツを知っていると、時間短縮になります。



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