豊島岡中学校の算数は、例年、大問6問(小問単位で18問)で構成されています。
大問1,2は計算問題や、ちょっとした文章題など。大問3以降は、それぞれがテーマを持った応用問題です。
小問単位で18問あるわけですから、出題分野は広範です。その中でも、「平面図形」「立体図形」「濃度(食塩水問題)」「規則性」「数の性質」に特徴があります。
難易度について。「超難問」はそれほど多くありません。「かなり手ごたえのある問題」が多数を占めています。それらのすき間に「易しい問題」が出題されます。
誰もが解ける「易しい問題」や、誰にも解けない「超難問」は、差がつかないので、出題する意味がないともいえます。豊島岡中学校では、そのような問題を避け、多くの問題が受験生の選別に役立つようにしている、と考えられます。
計算はそれほど煩雑ではなく、いたずらに手間がかかるだけの問題もほとんど見られません。
難しさの方向は、算数的な論理と発想に向かっています。
1、まず、すべての単元をよく勉強し、穴を作らないこと。
「平面図形」「立体図形」や「規則性」など、毎年毎回出題される分野の配点だけでは、合格点には届きません。むしろ、時々しか出題されない問題の方が、配点上ウエイトを占めています。ですから、スキのない勉強が大切です。
2、問題の難易度を見抜く鑑識眼を養うこと
たとえば、「大問1,2の小問8問は満点を取れ」といったアドバイスは、その時点ではそうだったかもしれませんが、「次回はどうか?」というと、何の保証もありません。
実際、2021年第1回大問2(2)(3)(4)は、それなりに手ごたえがありました。
「このあたりの問題は易しいはず」という思い込みは危険です。自分の頭で、試験の現場で、判断しましょう。
そのためにも、穴を作らないことが大切です。「自分にとって初見の問題なんだから、みんなも難しいはず」と確信できるからです。
3、発想法別に過去問をグループ分けする
当ホームページ内の
でご説明していますが、算数の解法には表面上の論理の背後に「なぜそのような解き方をするのか?」という背後の発想があります。
ですから、同じような発想の問題をグループ化してまとめて解くと、初見の問題でもアイデアが出てくるようになります。
たとえば、
などは、よく似ています。まとめて勉強しましょう。
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