海城中学校の算数は、例年、大問6問で構成されています。
大問1は、様々な分野の小問群。大問2からは、それぞれテーマのある応用問題となっています。
大問1の小問では、平面図形(角度・面積と比)が大変よく出ます。食塩水、数の性質なども頻出です。
大問2以降の応用問題では、立体切断、場合の数、三角形の相似関係が、特に目を引きます。
問題数が多いので、すべての分野からまんべんなく出ると言っていいでしょう。
難易度は、基本的なものから難問まで、はば広く出題されています。
全体的に、個性的な出題というよりも、「典型的な中学受験の算数」が出ますから、どのような学校を受験する人にとっても勉強になる、栄養価の高い問題が勢ぞろいしている感じです。
のが、海城の算数の特徴でしょう。
また、算数は合格者平均点と受験者平均点が15~20点も開いています。他の科目は10点未満です。
海城の合否は算数で決まります。
オーソドックスな問題が多いので、奇をてらった特別な対策は必要ありません。逆に塾のテキストの問題をモレなくマスターするように努めるべきです。
あとは、本番で、どの問題をとり、どの問題を捨てるか、見きわめる力をつけることになります。
問題は大きく3種類に分かれます。
ここで、1は絶対に落とせません。ここで落としていると、苦しくなります。問題は2と3です。
2と3を全部落とすと、合格者平均点ぎりぎりになります。「まあ受かる」とも言えますが、年度によっては危ないでしょう。1で思いがけないミスをしているかもしれませんから、その分を取り返すためにも、2、3の一部は取りたいところです。
あるいは、他の科目で苦手科目があり、その分を稼ぎたい人もいるでしょう。
ですから、やはり、手間のかかる問題や、一部の難問も、日頃から練習しておくべきです。
「大量に書き出すとき、どのようにすれば効率がよいか?ミスしないか?」といったことは、事前によく考えておくべきです。
また、三角形の相似を使った難問、立体切断の難問は、出題可能性が高いので、積極的に取り組んでおくべきです。
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