目次 |
「傾向」 |
1、概要 |
(1)入試結果 |
(2)出題分野 |
(3)難易度 |
2、各論(大問1~9) |
「対策」 |
(1)入試結果
年度 | 受験者平均点 | 合格者平均点 |
2022 | 52.1 | 66.9 |
2021 | 53.3 | 68.6 |
(2)出題分野
「平面図形」重視の出題です。
他には、「速さ・進行グラフ」「割合」「場合の数」などが出題されています。
(3)難易度
定番問題の数字替えが出題される一方で、相当な難問も出題されています。
得点しやすい問題と、難しい問題とが、はっきり分かれています。
出題分野&難易度マップを掲載いたします。(難易度はレッツ算数教室の分析によります)
Aが最も易しく、BCDEの順に難しくなっていきます。
出題分野&難易度マップ | ||
大問1 | ||
(1) | 計算の工夫 | B |
(2) | 計算 | A |
大問2 | 割合・濃さ | B |
大問3 | ||
(1) | 平面図形・比 | E |
(2) | 平面図形・比 | E |
大問4 | ||
(1) | 差集め算 | C |
(2) | 差集め算 | C |
大問5 | ||
(1) | 場合の数 | C |
(2) | 場合の数 | C |
大問6 | 平面図形 | E |
大問7 | ||
(1) | ニュートン算 | C |
(2) | ニュートン算 | C |
大問8 | ||
(1) | 平面図形・反射 | C |
(2) | 平面図形・反射 | C |
大問9 | ||
(1) | 速さ・進行グラフ | D |
(2) | 速さ・進行グラフ | E |
それでは順に見ていきましょう。
大問1「計算の工夫・計算」
(1)は
を利用します。
大問2「割合・濃さ」
基本問題です。
大問3「平面図形・比」
(1)
三角形OACを、AG:GO:OCに比例配分します。
(2)
線分BDを、BO:OF:FDに比例配分します。
大問4「差集め算」
6人ずつの差が86~95人の差になります。
6の倍数は90だけなので、教室の数は、90÷6=15です。
新入生は、24×(15-1)=336人(答え)
大問5「場合の数」
(1)
すべて3枚ずつあれば3×3×3=27通り
でも、333と444は作れないので27-2=25通り(答え)
(2)
6の倍数とは、3の倍数かつ偶数
よって、合計15通り(答え)
大問6「平面図形」
Mから水平に直線を引き、Nから真下に向かって直線を引き、交わる点をEとします。
三角形EMN、EBM、EBNをそれぞれ(必要なら等積変形して)2倍すると、すきまの面積は
75-30×2=15㎠
よって15÷4=3.75㎠(答え)
大問7「ニュートン算」
典型的なニュートン算です。
(2)は、つるかめ算も利用します。
大問8「平面図形・反射」
典型的な「反射」の問題です。
「鏡の中の世界」をかきます。
大問9「速さ・進行グラフ」
まず、進行グラフの屈折点の意味から考えます。
兄は、往復に17分36秒かかるので、片道は8分48秒……ア(答え)
2回目の出会いは22分24秒なので、1回目の出会いは11分12秒
これは、兄にとって、折り返してから2分24秒後のできごと
つまり、弟は兄が8分48秒-2分24秒=6分24秒かかる距離を11分12秒かかる
よって、弟の片道は
11分12秒×(8分48秒/6分24秒)=15分24秒……イ(答)
計算問題と、定番問題の数字替え問題は、手堅く得点しましょう。(大問1、2、4、5、7、8)
他方、平面図形を中心に、かなりの難問も出題されています。
解法パターンをマスターする勉強と、応用力を鍛える勉強を、両立させる必要があります。
*応用力の鍛え方
「どのような問題では、どのように反応すれば良いか」について、その問題だけでなく、他の問題にも使えるよう、状況を抽象化、一般化する勉強が効果的です。
たとえば、
など
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