鷗友 算数 対策 2023年


目次

「傾向」 

1、概要
(1)入試結果
(2)出題分野
(3)難易度
2、各論(大問1~7)
「対策」

傾向(第1回)

1、概要

(1)入試結果

 

本年度は、難化しました。

年度 合格者平均点 受験者平均点
2023年 67.0  54.6
2022年 84.0 70.9
2021年 68.8 56.2

(鷗友学園ホームページより。算数100点満点)

 

(2)出題分野

 

「平面図形」「立体図形」「速さ」「割合・売買算」など、例年通りの分野から出題されています。

 

(3)難易度

 

「平面図形と比」は、鷗友定番の平行四辺形の代わりに、三角形の複雑な問題が出題されました。

 

受験生のレベルが上がり、もう、従来の問題では差がつかなくなったということかもしれません。

 

出題分野&難易度マップを掲載いたします。(難易度はレッツ算数教室の分析によります)

 

Aが最も易しく、BCDEの順に難しくなっていきます。

   出題分野&難易度マップ
大問1    
(1) 計算 A
(2) 計算 A
大問2 割合・売買算 C
大問3 平面図形 C
大問4 立体図形 C
大問5    
(1) 規則性 B
(2) 規則性 D
大問6    
(1) 平面図形と比 C
(2) 平面図形と比 D
(3) 平面図形と比 E
大問7    
(1) 速さ C
(2) 速さ C
(3) 速さ D

それでは、順に見ていきましょう。

2、各論(大問1~7)


大問1「計算」

 

ウオーミングアップ問題です。


大問2「割合・売買算」

 

150÷1.25=120円(仕入れ値)

 

よって、30円と20円のつるかめ算。


大問3「平面図形」

 

斜線部の出っ張りをへっこみにハメると、小さい正三角形になります。(等積移動)


大問4「立体図形」

 

大きな円すい台から、小さな円すいをくり抜いた形になります。

 

計算が大変ですが、3.14倍を最後にまとめるなど、工夫しましょう。


大問5「規則性」

 

「はじめから200番目」とは、103の「0」です。

 

まず、99までの和を求め、最後に

1+0+0+1+0+1+1+0+2+1+0

を加えるのが効率的です。


大問6「平面図形と比」

 

三角形の相似がたくさんあります。

  • AFEとADC(ピラミッド)
  • CEGとCAB(ピラミッド)
  • CIGとCDB(ピラミッド)
  • IEDとIGJ(砂時計)

四角形FDIEは、平行四辺形(FD=EI)

 

これらを利用しましょう。


大問7「速さ」

 

普通列車がAC間を進むのに、6分かかります。(停車時間を除く)

 

特急列車がAC間を進むのに、4分30秒かかります。

 

時間の比が4:3

 

よって、速さの比は3:4

 

ここが突破口になります。


対策(第1回)

前年度の合格者平均点がとても高かったことから予想されていましたが、やはり、かなり難化しました。

 

特に、鷗友定番の「平面図形と比」が様変わりして、とまどった受験生が多かったと推測します。

 

中学受験・算数の相似問題は、三角形だけでも「砂時計」「ピラミッド」「○×90度」の3種類あります。

 

これらに、図形の性質(本年度は平行四辺形)もからめると、見かけの異なる図形問題が色々作れます。

 

今後は多少、対策の幅を広げるべきでしょう。



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