夏休みの計画を立てよう


6月も、残り数日となりました。

 

「まだ6月。夏休みの話は早すぎる。」

 

とお考えの方も、いらっしゃるかもしれません。

 

でも、これから夏休みまで何をするかによって、夏休みの過ごし方も変わります。

 

ですから、この時期に、ここ数か月の勉強をふり返って、夏休みを迎える準備をしつつ、計画を立てる、という段取りになります。

 

6年生は

 

いよいよ、天下分け目の夏期講習が始まります。

 

6年生の夏期講習は、どの大手塾もスーパーハード。5日連続講習で1日休み、あるいは、6日連続講習で1日休み、といったカリキュラムが、4週間続きます。

 

ひと昔前は、お盆休みが7日ほどあって、体勢を立て直すこともできましたが、最近は、3日ほどでしょうか。息つく暇もありません。

 

波に乗りそこねると、あっという間に終わってしまいます。

 

あっという間ですが、この間の密度は非常に高く、たとえば、サピックスのサマーサポートは20回近くあります。

 

つまり、平常授業の4~5か月分の内容を、1か月でこなすことになります。

 

当然、差のつき方も、4~5か月分。

 

ここで後れをとると、9月以降挽回するのに、大変な努力を必要とします。

 

夏期講習、がんばりましょう。

 

でも……

 

実は、夏期講習が始まってからがんばっても、遅いのです。

 

夏期講習の拘束時間は6時間以上でしょうか。

 

往復や食事、睡眠の時間を除くと、家庭学習にあてられる時間は、3時間あるかどうか。

 

しかも、この3時間は、元気な時の3時間ではありません。

 

暑い中、塾まで往復して、汗だく!

 

夏期講習は長時間にわたり、くたくた。

 

帰りの電車は、通勤ラッシュ。

 

やっと家につくと、もうヘロヘロ。

 

そのような状態の3時間なのです。

 

よほど勉強が得意で、好きで、ノリにノっている秀才でなければ、3時間、黙々と、講習の宿題や復習をこなすのは、不可能です。

 

では、どうすればよいのでしょうか?

 

対策は、大きく分けて3つ。

 

1つ目。

 

夏期講習を楽しく受けられるように、予習をしておきましょう。

 

予習、と言っても、夏期講習のテキストを事前に入手して予習するわけではありません。

 

今、勉強しているテキスト。

 

今まで勉強してきたテキスト。

 

これをキッチリ仕上げることが、夏期講習の予習なのです。

 

6年生の夏期講習は、ゼロから新しいことを勉強するのではありません。

 

それまで勉強してきたことをもとに、その先へ授業を進めていきます。

 

ですから、これまでの勉強が十分身についていれば、夏期講習の授業も楽しく感じられ、疲労感も少なく、家庭学習のエネルギーも残っています。

 

そうは言っても、今だって平常授業は普通に入っていて、それだけでも大変なのに、どうやってこれまでの復習をするのでしょうか?

 

ここからは、1人1人の現状によって、アドバイスが変わります。

 

たとえば、新6年生(5年生2月)からのテキストで、基本的な問題を通して解く。

 

サピックスなら、サポートABC全問、あるいは、デイリーチェック全問。

 

日能研なら、考えよう、深めよう全問。

 

四谷大塚、早稲アカ系なら、必修例題全問。

 

など、通して復習する方法があります。

 

あるいは、苦手分野(疲れる分野)だけ、徹底的に復習しておく、という方法もあります。

 

どこをどう復習すればよいかは、これまでの模試の答案をみれば、一番よくわかります。

 

レッツ算数教室でも、ご相談に乗る機会が多いです。

 

対策の2つ目。

 

個別指導、家庭教師を利用して、計画を立ててもらう。

  

先生は、生徒さんの志望校の入試問題を熟知するとともに、大手塾の経営戦略も熟知しています。

 

これらに、生徒さんの現状や性格を照らし合わせ、今、どの問題を取るべきか、捨てるべきか、判断しています。

 

たとえば、大手塾Aは、創業時、B中学受験専門塾として、ブランドイメージを確立し、生徒数を増やしてきました。

 

この大手塾Aは、B中学の合格者数が、経営の生命線です。

 

当然、カリキュラムは、B中学受験に最適化されています。

 

でも、生徒さん全員がB中学を受験するわけではありません。C中学を受験する生徒さんもいます。

 

B中学とC中学の出題傾向が似ていればよいのですが、食い違っている場合がほとんどです。

 

この場合、C中学受験の生徒さん向けに、カリキュラムを大幅に修正・補充する必要が出てきます。

 

また、B中学受験の生徒さんであっても、D中学も受験する場合もあります。

 

D中学が、絶対安全なすべり止めなら、問題ありません。

 

でも、B中学、D中学、どちらも第1志望校、というケースが、しばしばあります。

 

B中学が、とりあえずの第1志望校だけれども、あわよくばD中学に合格したい、というケースなどです。

 

この場合も、大手塾Aのカリキュラムを修正・補充する必要があります。

 

 

このように、取るべき問題は取り、捨てるべき問題は捨てる、補充すべき問題は補充する、という判断によって、夏期講習のばく大な負担を大胆に減らすことが、大切になってきます。

 

「志望校合格」という最終目標に向かって、最も効率的な勉強を達成しましょう。

 

対策の3つ目。

 

夏の計画は、2段構えで立てる。

 

「計画を立てる」というと、「よし、あれもやろう、これもやろう」と妄想しながら、大変、気合いが入ります。

 

そして、夢のような理想的な計画表が完成します。

 

でも……

 

当然のように、圧倒的な現実の前に、計画は崩れ去ります。

 

ここまでは、おそらく、全員に共通です。

 

一番優秀な子でも、初体験の6年生夏休みに、最初に立てた計画通りに事が運ぶことは、まずないでしょう。

 

差がつくのは、ここから。

 

優秀な人は、理想的なAプランが崩れ去ったとき、直ちに、現実的なBプランに変更します。

  

「とりあえず、Aプランで少し試して、様子を見る。データが取れたら、それに合わせて、Bプランへ移行する」ということです。

 

一方、多くの人は、Aプランが崩れると、一気にやる気を失います。

 

かんしゃくを起こして、自暴自棄になっていきます。

 

そして、夏期講習終了後、大きな差がついています。

 

そうならないために、計画は2段構えで立てることを、おすすめします。

 

4、5年生は……

 

精神的には、まだ、十分な余裕があります。

 

ディズニーランドに行くなら、今のうちです。

 

6年生の夏休みに行くのは、ムリです。(ディズニーランドの隣に住んでいながら、行けなかった6年生を、知っています)

 

あるいは、友達と遊ぶのもいいでしょう。

 

国語の物語文は、コミュニケーション能力を試しています。

 

面接試験の代わりにもなっています。

 

机の上の勉強だけでは、なかなか解けるものではありません。

 

人としての常識が必要です。

 

そのような常識を身につけるには、友達と遊んだり、非日常的な体験をしたりして、様々な感情を味わっておく必要があります。

 

そのような経験が、財産となり、読解力となります。

 

受験テクニックは、それらの上に成り立っているものであって、受験テクニックだけで読解力がつくわけではありません。

 

また、算数の勉強は、コミュニケーション能力とは関係ないかもしれませんが、やはり、4、5年生時に十分遊んで、満足感がないと、6年生の猛勉強には耐えられないでしょう。精神的に燃え尽きてしまいます。

 

さて、精神的には余裕な4、5年生ですが、実は、魔の手がすでに忍び寄っています。

 

個別指導や家庭教師を利用しない限り、統計的には、4、5年生時の成績が、6年生になっても引き継がれ、そのまま本番を迎えることが多いのです。

 

逆転は、あまり起きません。

 

大手塾という同じエレベータに乗っているのですから、その中で背の高い人は、最初から最後まで背が高く、低い人は、最後まで低いでしょう。

 

あるいは、4、5年生時には、親が勉強をみていたけれども、6年生になったら、どのように教えればよいか、わからなくなった、というケースも、結構あります。

 

この場合、6年生になると、成績はストンと下がります。

 

「6年生になってから頑張れば、何とかなる」

 

というのは、誤解です。

 

もし、現状の成績では、第1志望校の偏差値に届かない、というのであれば、余裕のある今のうちに、信頼できる先生を見つけておくべきでしょう。

 

生徒さんの能力や性格を知れば知るほど、アドバイスは的確になっていきますし、弱点も、時間をかけて克服できます。

 

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