目次 |
「傾向」 |
1、概要 |
(1)出題分野 |
(2)難易度 |
2、各論(大問1~6) |
「対策」 |
(1)出題分野
本年度は、「平面図形」「立体図形」「速さ」「ルール指定・置換」を中心に出題されています。
中でも、「平面図形」の問題数が多く、「立体図形」も平面化して考えることを踏まえると、「平面図形」の比重がかなり大きくなっています。
(2)難易度
昨年度よりも、難化したと思われます。
後半の大問の(3)が、かなりの難問です。
出題分野&難易度マップを掲載いたします。(難易度はレッツ算数教室の分析によります)
Aが最も易しく、BCDEの順に難しくなっていきます。
出題分野&難易度マップ | ||
大問1 | ||
(1) | 単位換算・計算 | A |
(2) | 計算 | A |
(3) | 平面図形 | C |
大問2 | ||
(1) | 割合 | B |
(2) | 数の性質 | B |
(3) | 平面図形 | B |
大問3 | ||
(1) | 立体図形 | C |
(2) | 立体図形 | C |
(3) | 立体図形 | E |
大問4 | ||
(1) | 平面図形 | C |
(2) | 平面図形 | C |
(3) | 平面図形 | E |
大問5 | ||
(1) | 速さ・流水算 | C |
(2) | 速さ・流水算 | D |
(3) | 速さ・流水算 | D |
大問6 | ||
(1) | ルール指定・置換 | B |
(2) | ルール指定・置換 | D |
(3) | ルール指定・置換 | E |
それでは順に見ていきましょう。
大問1(1)(2)
ウオーミングアップ問題です。
大問1(3)「平面図形」
「外角の定理」を使うと、結局、四角形の内角の和(360度)になります。
大問2
基本問題です。
大問3「立体図形」
(1)(2)
線分PQは、常に、立方体ABCD-EFGHの中心を通ります。
その点を中心に三角形の相似(砂時計)ができます。
地面まで延長すると、相似比1:3になります
(3)
今度は、線分PQが、常に、立方体ABCD-EFGHの中心を通るとは限りません。
見取り図と合わせて、真上からみた投影図をかきましょう。
大問4「平面図形」
図1に、点E、F、G、Hも書き込みましょう。
三角形DFCは、一辺12cmの正三角形になります。
また、GDとBCは平行、HFとACも平行で、三角形AGDと三角形HBFは、三角形ABCと相似になります。
AD=8cm、BF=3cmから、それぞれの相似比が求められます。
大問5「速さ・流水算」
(1)
Aが50分(12:30~13:20)で進む距離を、Cは150分(10:00~12:30)で進みます。
よって、
A上り速:C速=3:1
A静水時速:C速=4:1(答え)
(2)
PQ間の距離を4とすると、10:00~13:00に進む距離は、B:C=2.8:1.2=7:3
よって、B静水時速:C速=10:3(答え)
(3)
(1)(2)から
A上り速:B上り速=9:7
2÷(9-7)×9×10/3=30km(答え)
大問6「ルール指定・置換」
作業①~⑤では、結局何をしているのか?
初めに一読しただけでは、もう一つピンと来ないかもしれません。
そこで、(1)では、とりあえず問題文の指示通りに、作業します。
すると、「6」だけがどんどん右へ移動し、残りの数の順序は変わらないことに気づきます。
入れかえの回数は、「6」の右側にある、「6」より小さい数の個数と同じということにも、気づきます。
そして、作業終了とともに、すべての数が、左から小さい順に並んでいます。
よって、(2)では、
……と、順番に数えて、合計すればOKです。
(3)では、数を比べる回数が1周ごとに1回ずつ少なくなることから、
29+28+……+1=435回(答え)
なぜ、1回ずつ少なくなるかと言うと、
……と、確認する必要が1つずつ減っていくからです。
大問3、4、5、6とも、(3)が難しくなっていますが、(1)(2)がヒントになっています。
出題者が、一つの大問の中で、結局何をさせようと意図しているのかを見抜き、上手に誘導に乗りましょう。
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