目次 |
「傾向」 |
1、概要 |
(1)入試結果 |
(2)出題分野 |
(3)難易度 |
2、各論(大問1~5) |
「対策」 |
(1)入試結果
例年通りでした。
年度 | 受験者平均点 | 合格者平均点 |
2022 | 98.4 | 115.3 |
2021 | 97.6 | 116.6 |
2020 | 94.7 | 113.1 |
(学校ホームページより。算数150点満点)
(2)出題分野
「ニュートン算」「数の性質」「場合の数」を中心に、様々な分野から出題されています。
「会話形式」や、「記述式」にも、特徴があります。
(3)難易度
基本~標準レベルの問題が中心ですが、終盤は難問や、作業量の多い問題も出題されています。
出題分野&難易度マップを掲載いたします。(難易度はレッツ算数教室の分析によります)
Aが最も易しく、BCDEの順に難しくなっていきます。
出題分野&難易度マップ | ||
大問1 | ||
(1) | 計算 | A |
(2) | 計算 | A |
(3) | 計算 | A |
大問2 | ||
(1) | 平均算 | B |
(2) | 水そうおもり | B |
(3) | 数の性質 | C |
(4) | 速さ | C |
(5) | 平面図形 | B |
(6) | 立体図形 | C |
大問3 | ||
(1) | ニュートン算 | B |
(2) | ニュートン算 | B |
(3) | ニュートン算・つるかめ算 | C |
大問4 | ||
(1) | 数の性質 | B |
(2) | 数の性質 | C |
(3) | 数の性質 | E |
大問5 | ||
(1) | 場合の数 | B |
(2) | 場合の数 | C |
(3) | 場合の数 | D |
それでは順に見ていきましょう。
大問1「計算」
(1)は、+とーに分けると、等差数列の和になります。
(25+45+65+85+105+125)-(59+60+61+62+63+64)=450-369=81(答え)
大問2
基本~標準レベルの問題です。
(3)
47個は、23個と24個に分かれます。
「偶数の和」と「奇数の和」の差が偶数(46)なので、奇数は偶数個ある、すなわち24個あることがわかります。
(奇,偶)(奇,偶)…(奇,偶)奇
( )の部分では、偶数の和が23大きい。
これを最後の奇数で逆転して46の差をつけるので、最後の奇数は23+46=69
よって、最初の奇数は69-46=23(答え)
(6)
図2の展開図の頂点に、ABCDEFを書き込みましょう。
「ク」の正三角形はABEなので、AB、BEの辺にくっつけます。
大問3「ニュートン算」
(1)(2)は、ニュートン算の基礎です。
(3)はつるかめ算になります。
大問4「数の性質」
(1)
9と7の公倍数、すなわち、63の倍数です。
(2)
7で割ると5余る数で、9の倍数です。
(3)
9、7、5、5とつめていき、初めて150以上になるのは156
最後の袋が1個だから、4引いて152
ここから、+5、+9、+7、+5、+5……と加えていき、9の倍数をさがします。
大問5「場合の数」
(1)
5×4×3×2×1=120通り(答え)
(2)
合計48通り(答え)
(3)
Mが15の場合
合計48通り
ただし、
合計12通りは、Mが20になってしまうので除外
48-6-6=36通り
全体からM20とM15を引くと
120-48-36=36通り(答え)
小問単位で全18問
合格者平均点が約77%なので、小問単位で14問正解すれば、合格者平均点に達します(ざっくりとですが)
レベルABCが全部で16問あるので、2問落としても大丈夫、という計算になります。
レベルABCの問題は、塾のテキストに類題があるはずなので、まずは、これらを完璧に仕上げましょう。
大問4では、「大量に書き出す正確さとスピード」が求められています。
大問5では、「場合分け能力」が求められています。
この2点は、難関校でも流行しているポイントです。
しっかり練習しておきましょう。
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