吉祥女子-学校説明会リポート2019年


5月29日

吉祥女子中の学校説明会(5月29日実施)に行ってまいりました。

 

事前に学校ホームページで予習していたのですが、やはり、現地で直接お話を伺うと、色々発見があるものです。

 

さて、説明会冒頭は、校長先生のご挨拶。

 

まずは、学校創立の理念から。

 

「昭和13年、まだ、女子が学ぶ機会の少なかったころ、社会に貢献する、自立した女性の育成を目的として、創立されました。」

 

「創立者の守屋荒美雄(もりやすさびお)の急逝をうけ、息子の美賀雄(みかお)が設立者となりました。当時、私立の女子校の校長は、なかなか引き受け手がいなかったところ、校長自らが、授業をもたせてもらうことを条件に、あとを継ぎました。直接、生徒の様子を見るため、自ら現場に立つ、という考えからです。」

 

「その伝統は、現在も続いていて、校長も授業を担当しております。」

 

とのことでした。

 

また、吉祥女子では、「互いの価値観、意見を尊重する」のが、伝統になっているそうです。

 

卒業生からも、「吉祥の良さは、多様性の尊重」といわれているそうです。

 

最後に、通学の安全について。

 

「下校時は、シルバーさんが要所要所に立っている。教員も安全指導している。警察や、メールシステムも利用している。」

 

といったお話がありました。

 

私学は、登下校時の災害対策で連携していますが、このあたりは、学校ホームページでも紹介されています。

 

 

次は、広報部部長の先生から、「特色及び入試について」のお話がありました。

 

ここでも、「建学の精神」に関するお話がくり返されました。

 

吉祥女子では、「社会に貢献する自立した女性の育成」をしています。

 

そのためには、「知的探求心を育みましょう」「言葉と行動に責任を持ちましょう」「互いの価値観を尊重しましょう」

 

卒業生講演会での、卒業生の言葉として、

 

「自分を信じる生き方、あきらめない心、そして感謝。それが吉祥魂」

 

「就活をするとき、他校出身者は、まず自分探しから始める。」

 

それに対して、

 

「吉祥生は、やりたいことが決まっている。」

 

といったことが、紹介されました。

 

「入試については、2020年度も19年度とほぼ同じ。19年度用の説明をホームページに残してあるので、そちらを参照して下さい。」

 

ということです。

 

 

次は、学校紹介DVDが上映されました。

 

富士・吉田キャンパスでの勉強合宿の様子、運動会、球技大会、吉祥祭、カナダ語学体験ツアー、などの様子が上映されました。

 

スライド写真ではなく、DVDなので、生徒さんの話ぶりや様子が、よく伝わってきます。

 

しっかりしていて、たくましい子が多いという印象を受けました。

 

続いては、卒業生保護者代表のお父様のお話。タイトルは「吉祥に学ばせて」

 

「今、娘は大学生。私は吉祥のPTAで、6年間活動してきました。」

 

中学受験の時、なぜ吉祥にしたか?

 

「大学付属にするかどうかについては、17~18歳の時期に、頑張る経験が必要と考え、付属はやめました。」

 

「共学か、女子校かについては、女子校にして良かった。女子校なので、力仕事も女子がします。その結果、たくましい女子が仕上がります。」

 

吉祥女子の特色については、3つ。

 

「一つ目。行事が充実している。たとえば、運動会(八王子キャンパス)。6学年が4色に分かれて競います。」

 

「騎馬戦と棒倒しが迫力!。高3の創作ダンスは、すばらしくて泣けます。」

 

「カナダ語学体験ツアーもあります(中3ホームステイ)。これも良い。まず、行くと英語がしゃべれない。がんばらなきゃと思う。それと、1週間ほど親元を離れて生活すると、帰ってから家事を手伝うようになる。」

 

「特色の二つ目。クラブ活動、部活動が盛ん。文武両道、文文両道、文芸両道。娘はサッカー部でしたが、勉強とクラブでメリハリをつけていました。遠征するときも、往復時は、合間に単語帳で効率的に勉強。このような経験は、社会人になっても役に立ちます。」

 

「高3の冬休みから入試までは、本当によく頑張りました。なぜ、そんなに頑張れたのか、娘に聞くと、サッカーをやっていたから落ちたと言われたくない。先輩たちの合格実績がよかったから、自分たちの代だけ、進学実績が悪いと言われたくない、と言っていました。」

 

「特色の三つ目。進学指導が”大学ありき”ではない。中学時代から、社会人講演会、社会人レポートなどを通じて、社会、職業がどうなっているか、学びます。そして、そのためには、何を学べばよいかを考えます。」

 

「大学受験の仕組みは複雑で、親は相談されても答えられませんが、先生に相談できます。1対1の面接が多く、先生と生徒の距離が近い。」

 

「娘に、吉祥の特色は何かときくと、平和で楽しい、派閥がない、良い意味で人は人、自分は自分と言っていました」

 

「吉祥の欠点についてもきくと、ない、そうです。」

 

「高3の学年通信に、吉祥の好きな所として、”靴下に穴があいていても、気にしない。〇○○みたいで明るく、とりつくろっていない、と書いてあります。」

 

とのことでした。

 

〇○○には、ある、明るくて、とりつくろっていない動物の名前が入りますが、レッツ算数教室からご紹介するのは、少々はばかられます。

 

最後は、高1学年主任の先生から、中学校生活についてのお話。

 

スライド写真を見ながらのご説明でしたが、最も印象的だったお話を一つ。

 

「女子は、おそろいのミッキーマウスのキーホールダー(?)をぶら下げていたりします。私は、それを見つけると、”あなた、本当にそれでいいの?ミッキーマウスが好きなの?”とききます。」

 

「トイレに行くときも、みんないっしょ。”トイレの個室は3個。その人数で行って大丈夫なの”とききます」

 

保護者代表のお父様から、「平和で楽しい。派閥がない。」というお話がありましたが、それとつながりました。

 

 

説明会全体を通じて、

 

「吉祥では、お互いの価値観、意見を尊重している。多様性を尊重している」

 

「だから、自分のキャリアプランもしっかり打ち立てられ、たくましくなっていく」

 

という印象を受けました。

 



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