目次 |
「傾向」 |
1、概要 |
(1)入試結果 |
(2)出題分野 |
(3)難易度 |
2、各論(大問1~4) |
「対策」 |
(1)入試結果
年度 | 合格者平均点 |
2022 | 55.3 |
2021 | 60.5 |
2020 | 63.5 |
(学校ホームページより。算数100点満点)
(2)出題分野
「約束記号」「統計」「立体図形」「速さ・進行グラフ」中心に出題されています。
大問1の小問群では、「割合・比」「場合の数」「平面図形」なども出題されています。
(3)難易度
前半は、基本~標準レベルの問題が中心ですが、、後半、特に最後の大問4「速さ・進行グラフ」は、かなり難しい問題です。
出題分野&難易度マップを掲載いたします。(難易度はレッツ算数教室の分析によります)
Aが最も易しく、BCDEの順に難しくなっていきます。
出題分野&難易度マップ | ||
大問1 | ||
(1) | 計算 | A |
(2) | 計算・比 | A |
(3) | 割合・濃さ | B |
(4) | 割合・仕事算 | B |
(5) | 場合の数 | C |
(6) | 消去算 | B |
(7) | 平面図形 | B |
(8) | 立体図形 | B |
大問2[A] | ||
(1) | 約束記号 | B |
(2) | 約束記号 | B |
(3) | 約束記号 | C |
大問2[B] |
||
(1) | 統計 | C |
(2) | 統計 | D |
(3) | 統計 | C |
大問3 | ||
(1) | 立体図形 | B |
(2) | 立体図形 | C |
(3) | 立体図形 | C |
(4) | 立体図形 | C |
大問4 | ||
(1) | 速さ・進行グラフ | B |
(2) | 速さ・進行グラフ | C |
(3) | 速さ・進行グラフ | D |
(4) | 速さ・進行グラフ | D |
(5) | 速さ・進行グラフ | E |
それでは順に見ていきましょう。
大問1
基本問題中心です。
(5)
合計27通り(答え)
(7)
正方形の面積=対角線×対角線÷2
大問2[A]
(2)3で割っても4で割っても余り0とは、すなわち、3と4の公倍数
(3)最初公倍数の12が周期になります。
12までの表をかくと(③→3で割った余り、④→4で割った余り)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
③ | 1 | 2 | 0 | 1 | 2 | 0 | 1 | 2 | 0 | 1 | 2 | 0 |
④ | 1 | 2 | 3 | 0 | 1 | 2 | 3 | 0 | 1 | 2 | 3 | 0 |
計 | 2 | 4 | 3 | 1 | 3 | 2 | 4 | 2 | 1 | 3 | 5 | 0 |
11のとき、2+3=5で最大(答え)
大問2[B]
(2)全員が読んだ本の合計が19の倍数になるように決めます。ただし17冊をこえてはいけません。
大問3「立体図形」
立方体を1回切ると、立方体の面と同じ大きさの切り口が2面誕生します。
大問4「速さ・進行グラフ」
進行グラフの屈折点の意味を考えます。
左から順に
水泳 | 自転車 | 走り | |
1.5km | 40km | 10km | |
A | 75m/分20分 | 500m/分80分 | 34分で9750m |
B | 50m/分30分 | 625m/分64分 | 250m/分40分 |
終盤の大問は、かなり難しい応用問題になっています。
ただ、合格者平均点は55.3/100なので、大問1の基本問題をしっかり得点できれば、合格まであと一歩まで迫れます。
基本問題のマスターが重要です。
最後の大問4「速さ・進行グラフ」は、縦軸が相対距離の難しいグラフです。
近年、難関校で流行しているので、十分慣れておきましょう。