明大中野の国語は、「論説文」「物語文」「随筆など」の中から、1問が出題されます。
どれが出題されるかは、年度、回によって異なるため、ふたを開けてみないとわかりません。
すべて準備する必要があります。
試験時間50分のわりには、本文は標準的~やや短めです。
ただし、設問数は20を超え、かなり多くなっています。
したがって、近年ありがちな、長文斜め読み、飛ばし読みではなく、「精読」が求められています。
特に、説明文では、細かな事実関係がくわしく問われるので、すみずみまで読み込む練習が必要です。
回答形式は、選択式が少なく、多くは抜き出し問題(字数指定あり)です。
抜き出す箇所は、ぼう線部から遠く離れていることが多く、探すのにかなりの時間を必要とします。
字数指定があるということは、多くの場合、正解となり得る部分が複数あることを意味しています。
よって、文脈から見当をつけて探すとしても、なかなか手ごわいでしょう。
また、抜き出し問題と並んで、知識問題、文法問題の比重も大きくなっています。
漢字の書き取りはもちろん、語句の意味、主語述語・かかり受け、部首、熟語の造りなど、はば広く出題されています。
これらは、「筆者の主張」や「登場人物の気持ち」を読みとる練習に比べると、地味ですが、努力が確実に報われます。
それ専用の問題集を1冊徹底的に仕上げると、大いに役立つでしょう。