明治大学付属明治中学の算数


傾向

明治大学付属明治中学の算数は、例年、大問5問で構成されています。

 

大問1は、(1)が計算問題。(2)~(5)は、様々な分野からの小問群です。

 

大問2~5は、それぞれテーマをもった応用問題が並んでいます。

 

1、頻出分野について

 

「平面図形」「立体図形」「速さ」「割合と比」「場合の数」「数の性質」「つるかめ算、差集め算などの特殊算」など、オーソドックスな分野から、はば広く出題されています。

 

「割合と比」については、「相当算」「食塩水」「倍数算」などが、よく出ています。

 

過去問との関連は、ある程度あります。たとえば、

  • 2017年第1回大問5
  • 2018年第1回大問5

は、いずれも、「仕事算」。倍数算を使って解きます。要領は、ほぼ同じです。

  • 2017年第1回大問3
  • 2018年第1回大問2

は、いずれも、食塩水の濃度。形式的には、同じ分野の問題です。

 

ただし、実質的には、特に似ているとはいえません。

 

むしろ2017年の食塩水問題は、「最大、最小問題」という意味で、2016年第1回大問3(2)の「組み合わせ」の問題と、発想が似ています。

 

このように、異なる分野からの出題でありながら、実質的に、発想の似ている問題を出題する点が、明大明治の特徴です。

 

思考力、発想を重視しています。

 

2、難易度について

 

基本的な問題から、難問まで、はば広く出題されています。

 

大問1の小問群は、中学受験算数の典型的な知識問題が並んでいます。

 

大問2以降の応用問題は、典型的な知識が役立つ問題もある一方、役立たない問題も出題されています。

 

後者の問題は、理論的に難しい問題と、理論的には易しいが、手間のかかる煩雑な問題に分かれます。

 

もっとも、難しさや手間のかかり具合は、「ほどほど」です。超難問、超煩問は、出題しない方針のようです。

 

解答には、「式や考え方」を求めていますから、難しくても、手間がかかっても、自分の考え方を、言葉でしっかり説明できれば、部分点がもらえるでしょう。

 

ほどほどの難易度の問題を、きっちり自分の言葉で、説明すること。これが、明大明治の算数です。

 

先ほど挙げた、

  • 2016年第1回大問3(2)
  • 2017年第1回大問3

の「最大、最小問題」には、このような出題方針が、表れています。

対策

大問1では、中学受験算数の典型的な知識が問われます。まず、これらを、塾のテキストで、しっかり準備することが、大切です。

 

大問2以降の応用問題では、ここ数年、「倍数算」の出題が目立っています。

 

倍数算は、「連立1次方程式」のことです。

 

通常の倍数算は、変数が2つの方程式ですが、ここ数年の倍数算は、3つで、かなり難しくなっています。

 

塾のテキストで、このレベルまで身につけるのは難しいので、明大明治を受験する人は、特別に練習しておいた方が良いでしょう。

 

「最大、最小問題」も、一部の超難関校ではよく出ますが、中学入試問題としては、やや手薄な分野です。

 

「2次関数、3次関数の最大、最小」とは全く異なる発想で解きます。こちらも、よく準備しておきましょう。

 

 

明大明治の算数は、「傾向」で述べたように、

  1. 思考力、発想力重視
  2. 記述力重視

です。これらの力を身につけることも、重要な対策となります。

 

思考力を身につけるには、類似問題ごとにグループ分けすると良いです。

 

記述力を身につけるには、問題のパターンごとに、答案の「書式」を知ることが大切です。

 

「明大中野八王子」「明大中野」との比較は、「明大中野の算数」の中で、ご説明します。



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