目次 |
「傾向」 |
1、概要 |
(1)入試結果 |
(2)出題分野 |
(3)難易度 |
2、各論(大問1~4) |
「対策」 |
(1)入試結果
武蔵2023年・算数は、昨年とほぼ同じ結果となりました。
合格者平均点 | 受験者平均点 | |
2023年 | 70.5 | 52.9 |
2022年 | 70.9 | 51.4 |
2021年 | 58.4 | 42 |
2020年 | 71.9 | 54.5 |
(武蔵中学ホームページより引用。算数100点満点)
やはり、算数で圧倒的な差(17.6点)がついています。
(2)出題分野
「数の性質」「場合の数」「ニュートン算」「つるかめ算」「平面図形」「ルール指定問題」が出題されています。
(3)難易度
武蔵の算数としては、本年もやや易し目でした。
「出題分野&難易度マップ」を掲載いたします。(難易度はレッツ算数教室の分析によります)
Aが最も易しく、BCDEの順に難しくなっていきます。
出題分野&難易度マップ | ||
大問1 | ||
(1) | 「数の性質」 | C |
(2) | 「場合の数」 | D |
大問2 | ニュートン算・つるかめ算 | D |
大問3 |
|
|
(1) | 「平面図形」 | C |
(2) |
「平面図形」 |
D |
大問4 | ||
(1) |
「ルール指定問題」 |
C |
(2)① |
「ルール指定問題」 |
C |
(2)② |
「ルール指定問題」 |
E |
それでは順に見ていきましょう。
大問1(1)「数の性質」
受験年度の素因数分解は、必修です。
2023=7×17×17
大問1(2)「場合の数」
後半がやや難しいでしょう。
一度に3組考えるのは大変なので、一つの組について場合分けします。
6人をA1、A2、B1、B2、C1、C2とします。
松 | 竹 | 梅 |
A1 | A2 | |
A1 | A2 | |
A1 | A2 |
大問2「ニュートン算・つるかめ算」
合計2740人、合計50分、1分あたりの入場者数は、はじめ44人、あと80人。
よって、つるかめ算です。
大問3「平面図形」
いかにも武蔵!相似を使います。
また、図形全体を正方形で囲めば、周囲に合同な三角形4枚が現れ、定番問題となります。
大問4「ルール指定問題」
なかなか骨のある問題です。
時間さえかければ、いずれは必ず解き終わります。
あとは、前半の問題で作業(練習)しながら、コツをつかめるか?という問題です。
「どのキッカーもA、Bと同じ回数ずつ当たったところで終わり」ということは、最後にBが△回行って終了です。
ということは、□と△×2の最小公倍数で終了です。
このとき、各キッカーは、偶数回キックしていなければ、A、Bと同じ回数ずつ当たりません。
この必要条件をふまえれば、全検索しなくても、一気にしぼり込めます。
各問題とも、小問(1)が比較的易しく、(2)が難しいという構成になっています。
ただし、無駄に得点を与える簡単過ぎる問題は、見あたりません。
じっくり粘り強く考えるタイプの問題が、そろっています。
大問4(2)はかなり難しいので、パスしても合格平均点に十分届きます。
対策としては、
の2点が、特に重要です。
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