目次 |
「傾向」 |
1、概要 |
(1)出題分野 |
(2)難易度 |
2、各論(大問1~6) |
(1)出題分野
「平面図形」「立体図形」「速さ」「割合」「規則性」「場合の数」など、オーソドックスにまんべんなく出題されています。
(2)難易度
基本~標準レベルの問題が多く、その分、合格者平均点も高くなっています。
出題分野&難易度マップを掲載いたします。(難易度はレッツ算数教室の分析によります)
Aが最も易しく、BCの順に難しくなっていきます。
出題分野&難易度マップ | ||
大問1 | ||
(1) | 計算の工夫 | B |
(2) | 計算 | A |
(3) | 規則性 | B |
大問2 | ||
(1) | 割合・濃さ | C |
(2) | 割合・相当算 | C |
(3) | 平面図形・比 | C |
(4) | 場合の数 | C |
(5) | 3段つるかめ | C |
(6) | 約束記号 | B |
大問3 | ||
(1) | 規則性 | B |
(2) | 規則性 | C |
(3) | 規則性 | C |
大問4 | ||
(1) | 速さ | B |
(2) | 速さ | C |
大問5 | ||
(1) | 平面図形 | B |
(2) | 平面図形 | C |
(3) | 平面図形 | C |
大問6 | ||
(1) | 立体図形・切断 | C |
(2) | 立体図形・切断 | C |
それでは順に見ていきましょう。
大問1
(1)345で分配法則を利用します。
(2)(3)ウオーミングアップ問題です。
大問2
(1)先に7%と水を混ぜると、基本的な食塩水問題になります。
(2)「差と比」の定番問題です。
(3)ADとEGの延長線の交わる点をHとすれば、補助線完成です。
(4)九九の7の段を順番にチェックしましょう。
(5)10円玉と5円玉の平均をとれば、基本的なつるかめ算になります。
(6)問題文の指示通りに作業しましょう。
大問3「規則性」
等差数列の和です。
(3)は、630を素因数分解するのがコツです。
大問4「速さ」
基本問題です。
大問5「平面図形」
「正三角形の半分」の直角三角形を利用します。
大問6「立体図形・切断」
三角形PQRと三角形BCDは相似で、相似比は12:18=2:3
相似比と面積比、体積比の関係を利用します。
問題自体は基本~標準レベルのものが多いです。
ただし、ここでの標準レベルとは、
「本来は難問だが、入試でよく出るため対策が行き届き、結果として多くの受験生が対応できるようになった」
という意味です。
中学受験・算数に特有のテクニックが満載なので、しっかり準備しましょう。
合格者平均点は、高いです。
とりわけ、平面図形と立体図形は重要分野です。