目次 |
「傾向」 |
1、概要 |
(1)入試結果 |
(2)出題分野 |
(3)難易度 |
2、各論(大問1~5) |
「対策」 |
(1)入試結果
本年度は、難化しました。
学校公表の合格者平均点は、100点満点中、50.7点です。
(2)出題分野
「平面図形」「立体図形」「割合」「規則性」が中心ですが、小問で「速さ」「場合の数」なども出題されています。
(3)難易度
超難問はありませんが、全体的に、場合分けが難しかったり、発想がユニークだったり、作業量が多かったりで、
という感じです。
出題分野&難易度マップを掲載いたします。(難易度はレッツ算数教室の分析によります)
Aが最も易しく、BCDEの順に難しくなっていきます。
出題分野&難易度マップ | ||
大問1 | ||
(1) | 計算 | A |
(2) | 平面図形 | C |
(3) | 速さ | B |
(4) | 場合の数 | C |
(5) | 論理パズル | D |
(6) | 反比例 | B |
大問2 | 平面図形・説明 | B |
大問3 | 立体図形 | D |
大問4 | ||
(1) | 割合・濃さ | C |
(2) | 割合・濃さ | D |
大問5 | ||
(1) | 規則性 | B |
(2) | 規則性 | D |
(3) | 規則性 | D |
(4) | 規則性 | E |
それでは、順に見ていきましょう。
大問1(1)「計算」
ウオーミングアップ問題です。
大問1(2)「平面図形」
角度を表すのに、2種類の記号が用いられています。
それぞれの角度はわかりませんが、和は120度です。
大問1(3)「速さ」
定番問題です。
大問1(4)「場合の数」
6つのうち、3つを選べば、必ず大、中、小の順位が一通りに決まります。
6×5×4÷(3×2)=20種類(答え)
大問1(5)「論理パズル」
ア<3<イ<7<ウ
平均5.4より、アイウの和は17
アウを目いっぱい大きくすると、ア=2、ウ=9より、イ=6でぎりぎりセーフ。
よって、2、3、6、7、9(答え)
大問1(6)「反比例」
反比例とは、積が一定の関係
大問2「平面図形・説明」
等積変形を利用して、説明できます。
大問3「立体図形」
なるべくデコボコにすればよいのですが、4個のはり合わせ方はそれほど多くないので、すべて試してもよいでしょう。
大問4「割合・濃さ」
「比合わせ」を用いれば、簡単ですが、本問は計算力が必要です。
大問5「規則性」
(1)は基本問題。
(2)が求められれば、あとは、ひたすら「作業」になります。
(1)の答えが18日間なので、この18日のうち、5回が、緑のランプとも一致すればよいわけです。
3回に1回一致すると、18÷3=6より、全部で6回一致します。
4回に1回一致すると、18÷4=4余り2より、全部で5回一致します。
5回に1回一致すると、18÷5=3あまり3より、全部で4回一致します。
よって、4回に1回一致することがわかりました。
3日、7日、(□+1)日の最小公倍数が21×4=84日(□は1けたの整数)
よって、□+1=4
□=3(答え)
大問1(4)は、解説を読めば、いとも簡単に答えを出していて、基本問題であるかのような印象を受けるかもしれません。
でも、本問は高校数学です。
決してやさしくありません。
大問1(5)も、きれいに整理された結論を教われば、簡単そうに見えますが、実は場合分けが細かく、決してやさしくありません。
大問5(2)も、かなり難しく、(2)がわからなければ、連動して(3)(4)も解けません。
こうしてながめてみると、本年度は、計算問題さえも、貴重な得点源であったことがわかります。
大問4と合わせて、確かな計算力を身につけておきましょう。
また、「説明問題」は、問題自体は基本的なので、「他人にわかるように説明する練習」も、合格を左右する、大切な勉強です。
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