目次 |
「傾向」 |
1、概要 |
(1)入試結果 |
(2)出題分野 |
(3)難易度 |
2、各論(大問1~10) |
「対策」 |
(1)入試結果
大妻2023年第1回・算数は、平均点高めでした。
年度 | 受験者平均点 | 合格者平均点 |
2023 | 69.7 | 78.8 |
(学校ホームページより。算数100点満点)
(2)出題分野
大問が10問なので、ほとんどすべての分野から、まんべんなく出題されています。
(3)難易度
基本~標準レベルの問題中心で、最後の大問10だけが、難問でした。
出題分野&難易度マップを掲載いたします。(難易度はレッツ算数教室の分析によります)
Aが最も易しく、BCDEの順に難しくなっていきます。
出題分野&難易度マップ | ||
大問1 | ||
(1) | 計算 | A |
(2) | 計算 | A |
(3) | 速さ | B |
(4) | 数の性質 | B |
大問2 | 平面図形 | B |
大問3 | 割合・濃さ | B |
大問4 | 平均算 | C |
大問5 | ||
(1) | 速さ・比 | B |
(2) | 速さ・比 | B |
大問6 | 差集め算 | C |
大問7 | 規則性 | C |
大問8 | 倍数算 | C |
大問9 | ||
(1) | 立体図形 | C |
(2) | 立体図形 | C |
大問10 | 平面図形 | E |
それでは順に見ていきましょう。
大問1
(1)~(3)は基本問題です。
(4)は、102の約数を調べます。
1 | 2 | 3 | 6 |
102 | 51 | 34 | 17 |
大問2「平面図形」
といった性質を利用します。
大問3「割合・濃さ」
食塩水の重さを4/5倍にします。
大問4「平均算」
基本問題です。
大問5「速さ・比」
家から駅までの距離を㉑と設定します。
以上ですべてがわかります。
大問6「差集め算」
長椅子を10脚追加しなかったと仮定します。
これで、差集め算の基本形です。
大問7「規則性」
222÷6=37(平均)
よって、36、38が真ん中の2個、38は小さい方から4番目
40+42=82(答え)
大問8「倍数算」
Bを求めるために、Aを「×6」にそろえて、消去します。
大問9「立体図形」
半球の深さは6cmなので、円すいも6cmもぐります。
円すいの高さが6cmのとき、半径は7.5×6/9=5cm(答え)
このときの体積分だけ、水があふれ、円柱に入ります。
3.14は約分で消去させることを忘れずに!
大問10「平面図形」
三角形+大きなおうぎ形+小さなおうぎ形ー三角形
=大きなおうぎ形+小さなおうぎ形
三角形の面積が相殺されることを利用します。
本年度は、難問が大問10の1問だけということで、平均点が上昇しています。
それだけに、
の重要性が増しています。
また、出題傾向はいつ変化するかわかりません。
難易度高めの応用問題にもチャレンジして、実力をつけておきましょう。