目次 |
「傾向」 |
1、概要 |
(1)出題分野 |
(2)難易度 |
2、各論(大問1~5) |
「対策」 |
(1)出題分野
2022年度は、「割合」「速さ」「点の移動」「立体図形」中心に、出題されています。
(2)難易度
基本~標準レベルの問題中心に、出題されています。
ただし、理論的には標準レベルでも、計算力を必要とする問題があり、正解するのはそれなりに難しいでしょう。
出題分野&難易度マップを掲載いたします。(難易度はレッツ算数教室の分析によります)
Aが最も易しく、BCDEの順に難しくなっていきます。
出題分野&難易度マップ | ||
大問1 | ||
(1) | 計算 | A |
(2) | 計算 | A |
(3) | 文章題 | B |
(4) | つるかめ算 | B |
(5) | 倍数算 | B |
(6) | 割合・仕事算 | C |
大問2 | ||
(1) | 割合・濃さ | B |
(2) | 割合・濃さ | C |
(3) | 割合・濃さ | D |
大問3 | ||
(1) | 速さ・比 | B |
(2) | 速さ・比 | C |
(3) | 速さ・比 | D |
大問4 | ||
(1) | 点の移動 | B |
(2) | 点の移動 | C |
(3) | 点の移動 | C |
大問5 | ||
(1) | 立体図形 | C |
(2) | 立体図形 | C |
それでは順に見ていきましょう。
大問1
基本問題です。
大問2「割合・濃さ」
(3)
3%と12%を1:2で混ぜると、9%になります。
そこで、9%と18%を混ぜると、何%になるかを考えます。
そのためには、仮に水30gを加えなければ、何%なのかを考えます。
大問3「速さ・比」
トンネルを通過するには、トンネルの長さ928mを進んだ上に、さらに、列車自身の長さを進まなければなりません。
列車自身の長さを進む時間は、電柱の横を通過するのにかかる時間と同じです。
よって、快速列車が928m進むのにかかる時間は、38-9=29秒
928÷29=32m/秒…快速列車の速さ
よって、以下のことがわかります。
速さ | 長さ | |
普通 | 20m/秒 | 192m |
快速 | 32m/秒 | 288m |
ここまでわかれば、あとは計算あるのみです。
ただし、計算力が必要です。
大問4「点の移動」
グラフが水平になっている部分は、頂点で止まっている場合と、三角形APGが等積変形している場合とがあります。
この点を計算に入れて、各辺の長さを求めましょう。
大問5「立体図形」
理論的には基本問題ですが、計算が大変なのと、足し忘れが生じやすいことから、それなりに難しいと思われます。
表面積を求める際は、影にかくれる部分に注意しましょう。
基本~標準レベルの問題について、徹底的にマスターすれば、合格に王手です。
大問3、大問5など、解法がわかったとしても、実行するには計算力が必要な問題、ミスが起きやすい問題が出題されています。
日頃から、計算練習に励むとともに、ミスしたときの原因究明を行い、注意力をつけておきましょう。