目次 |
「傾向」 |
1、概要 |
(1)入試結果 |
(2)出題分野 |
(3)難易度 |
2、各論(大問1~7) |
「対策」 |
(1)入試結果
(2)出題分野
「平面図形」「立体図形」「速さ・比」「数の性質」「場合の数」「割合」など、はば広い分野から出題されています。
(3)難易度
基本~標準的な問題を中心に出題されていますが、中には難しい問題もあります。
出題分野&難易度マップを掲載いたします。(難易度はレッツ算数教室の分析によります)
Aが最も易しく、BCDの順に難しくなっていきます。
出題分野&難易度マップ | ||
大問1 | ||
(1) | 計算 | A |
(2) | 計算 | A |
(3) | 計算の工夫 | B |
大問2 | ||
(1) | 計算 | A |
(2) | 割合・濃さ | B |
(3) | 割合・売買算 | B |
(4) | 差集め算 | C |
(5) | 速さ・比 | B |
(6) | 平面図形 | B |
大問3 | 平面図形 | B |
大問4 | ||
(1) | 数の性質・規則性 | C |
(2) | 数の性質・規則性 | D |
大問5 | ||
(1) | 場合の数 | B |
(2) | 場合の数 | B |
(3) | 場合の数 | C |
大問6 | ||
(1) | 立体図形・切断 | B |
(2) | 立体図形・切断 | B |
(3) | 立体図形・切断 | C |
大問7 | ||
(1) | 速さ・比 | B |
(2) | 速さ・比 | C |
(3) | 速さ・比 | D |
それでは順に見ていきましょう。
大問1「計算」「計算の工夫」
(3)は、分子、分母が順番に約分できます。
大問2
いずれも基本問題です。
(3)は、5人ずつと4人ずつで、82+16=98人差(全体の差)
(6)は、112度を含む三角形と、138度を含む三角形に注目し、●と○の消去算に持ち込みます。
大問3「平面図形」
3つの影を組み合わせると、中心角60度のおうぎ形になります。
大問4「数の性質・規則性」
7で割った余りは、「1、2、3、4、5、6、0」を周期として、くり返します。
(2)では、「あ」または「あ+5」が0になります。
これは、「あ」が「0」または「2」の場合です。
大問5「場合の数」
場合の数の基本問題です。
問題文が、ていねいに、わかりやすく誘導しています。
全体が900個、1が使われていない整数が648個なら、1が使われている整数は900ー648=252個になります。
このように、表側を直接求めるのが大変なとき、先に裏側を求め、全体から引くという方法を「裏から考える」と言っています。
(4)は、ベン図をかくと、わかりやすいでしょう。
大問6「立体図形・切断」
立体切断の基本問題です。
三角すい台になります。
体積は大きな三角すいから、小さな三角すいを引きます。(方法1)
または、小さな三角すいの体積を求め、相似比→体積比を利用します。(方法2)
大問7「速さ・比」
(1)3:2(答え)
(2)
A×5:B×3=3:2より、
A:B=3/5:2/3=9:10(答え)
(3)
A×3:B×1+1600m=3:2
㉗:➉+1600m=3:2
➉+1600m=⑱
⑧=1600m
①=200m(答え)
大問5「場合の数」が、誘導形式の穴埋め問題になっています。
この誘導が、とてもわかりやすく、場合の数の基本を説明しています。
出題者の論理の運びを参考にして、しっかり自分のものにしましょう。
誘導がなくても、同じように考えられるようになることが目標です。