目次 |
「傾向」 |
1、概要 |
(1)入試結果 |
(2)出題分野 |
(3)難易度 |
2、各論(大問1~4) |
「対策」 |
(1)入試結果
年度 | 合格者平均点・得点率 |
2022 | 65.3(72.6%) |
2021 | 74.5(82.8%) |
2020 | 71.5(79.4%) |
2019 | 71.14(79.04%) |
2018 | 50.6(56.2%) |
(2)出題分野
「平面図形」「立体図形」「割合」「速さ」「仕事算」「約束記号」など、はば広い分野から出題されています。
(3)難易度
基本~標準問題を中心に、出題されていますが、一部、難しい応用問題もあります。
出題分野&難易度マップを掲載いたします。(難易度はレッツ算数教室の分析によります)
Aが最も易しく、BCDの順に難しくなっていきます。
出題分野&難易度マップ | ||
大問1 | ||
(1) | 計算 | A |
(2) | 計算 | A |
(3) | 計算の工夫 | B |
(4) | 論理パズル・魔法陣 | B |
(5) | つるかめ算 | B |
(6) | 立体図形 | B |
(7) | 平面図形 | C |
(8) | 割合・濃さ | C |
(9) | 速さ・比・流水算 | C |
大問2 | ||
(1) | 約束記号 | B |
(2) | 約束記号 | B |
(3) | 約束記号 | B |
(4) | 約束記号 | C |
大問3 | ||
(1) | 仕事算 | B |
(2) | 仕事算 | C |
(3) | 仕事算 | C |
(4) | 仕事算・つるかめ | C |
大問4 | ||
(1) | 立体図形 | B |
(2) | 立体図形 | C |
(3) | 立体図形 | D |
それでは順に見ていきましょう。
大問1(1)~(3)
ウオーミングアップ問題です。
(3)は、上手に約分しましょう。
大問1(4)「論理パズル・魔法陣」
Aは問われていないにもかかわらず、Aとなっています。
これは、「Aに注目すると解けますよ」というヒントです。
15+4+A=7+B+A
15+4=7+B
B=12(答え)
以下、同じ要領です。
「等しいものに注目する」という算数の発想法を用います。
大問1(5)~(9)
基本~標準問題です。
大問2「約束記号」
問題文の指示通りに作業するだけです。
作業量が多いので、時間配分に注意しましょう。
作業量の多い大問2を、少しでも効率的に解くには、以下の裏技があります。
たとえば、(3)
A=723のとき、
723ー64=659
659÷6=109あまり5
よって、ダメ!
と判断してもよいのですが、「あまり」だけに注目する方法があります。
64÷6=10あまり4
723÷6=120あまり3
あまり3ーあまり4=あまり5
よって、ダメ!
2個目からは、64÷6は省略できます。
645÷6=107あまり3
あまり3ーあまり4は、すでにダメとわかっているので、省略
562÷6=93あまり4
あまり4ーあまり4=あまり0
よって、答えは562
あまりだけが問題になっているときは、あまり同士の引き算で足ります。
あまり同士の足し算、かけ算についても、試してみると、面白いでしょう。
大問3「仕事算」
とおくと、
になります。
大問4「立体図形」
論理的には基本問題といえますが、計算量が多く、ミスもしやすいという点で、それなりに手強い問題です。
図2のA、Cにたて線が入っているのは、図形が斜めになっていて、たての辺が見えているという意味です。
基本~標準レベルの問題が多いとはいえ、短い制限時間で、かなりの作業量をこなす必要があります。
計算や作業の効率性、確実性が求められています。
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