目次 |
「傾向」 |
1、概要 |
(1)出題分野 |
(2)難易度 |
2、各論(大問1~) |
「対策」 |
(1)出題分野
2022年度は、「平面図形」「時計算・進行グラフ」中心に出題されています。
(2)難易度
各大問の前半は、基本~標準レベルで、後半に難しくなっていきます。
出題分野&難易度マップを掲載いたします。(難易度はレッツ算数教室の分析によります)
Aが最も易しく、BCDの順に難しくなっていきます。
出題分野&難易度マップ | ||
大問1 | ||
(1) | 計算 | A |
(2) | 計算 | B |
(3) | 計算 | A |
(4) | 計算 | A |
大問2 | ||
(1) | 割合・濃さ | B |
(2) | 差集め算 | B |
大問3 | ||
(1)① | 平面図形 | B |
(1)② | 平面図形 | C |
(1)③ | 平面図形 | D |
(2) | 平面図形 | D |
(3) | 平面図形 | D |
大問4 | ||
(1)① | 時計算・進行グラフ | B |
(1)② | 時計算・進行グラフ | B |
(1) ③ | 時計算・進行グラフ | C |
(1)④ | 時計算・進行グラフ | B |
(2) | 時計算・進行グラフ | D |
大問5 | ||
(1) | 平面図形・会話形式 | C |
(2) | 平面図形・会話形式 | D |
それでは順に見ていきましょう。
大問1「計算」
ウオーミングアップ問題です。
大問2
基本問題です。
大問3「平面図形」
ABは、正方形の一辺(12cm)から3cmを2つ引いた長さなので、6cmです。
すると、点A、Bと円の中心を結んだ三角形は、すべての辺の長さが6cmで、正三角形となり、角アは60度になります。
外側の正方形の残りの角からも、1辺が3cmの正方形を2つ切り取ると、正三角形が4つでき、イと同じ大きさのすき間も4つできます。
よって、イは30度とわかります。
大問4「時計算・進行グラフ」
グラフの横軸は、1目盛り12秒なので、長針は4目盛りで上までいきます。
長針と短針が重なるのは、グラフが交わる時ですが、反対向きに一直線になるときは、グラフが縦に6メモリ分離れているときです。
でも、それを追いかけるのは、少々大変。
反対向きになった回数だけわかればよいので、重なった回数とどのような関係にあるかを考えましょう。
重なりから重なりの間に、1回、反対向きになります。
(2)は、長針と短針が、1秒間に何度回るかを計算するよりも、グラフを見て、三角形の相似を利用する方が、はるかに簡単です。
大問5「平面図形・会話形式」
(1)は、具体的に書き出してみましょう。「1.4より大きく、1.5より小さい」とは、
などです。
いずれも、小数第1位は、4です。
(2)は、EFを1辺とする正方形(傾いています)をかき、周囲をまっすぐな正方形で囲みます。
外側の正方形の面積から、4すみの直角三角形の面積を引いて、4.1×4.1と比べます。
塾のテキストに数字替え問題が載っているのは、大問2までです。
大問3以降は、初見の問題となります。
それでも、基本が理解できていると、あっさり解けるように作ってあります。
初見の問題といっても、難しい応用問題ではありません。
とりわけ大問4は、やっていることの意味がわかれば、煩雑な計算を一気に省略でき、逆にわかっていないと、苦戦するでしょう。
基本の理解が何よりも大切です。