明大中野 算数 対策 2022年


目次
「傾向」 
1、概要
(1)入試結果
(2)出題分野
(3)難易度
2、各論(大問1~6)
「対策」

傾向(第1回)

1、概要

(1)入試結果

 

明大中野中2022年第1回は、平均点がかなり上がりました。

年度 受験者平均点 合格者平均点
2022 52.9 73.8 
2021  41.5  61.6
2020 54 75
2019 57 76

(学校ホームページより。算数100点満点)

 

(2)出題分野

 

問題数が多く、はば広い分野から出題されています。

 

中でも、平面図形が重要です。

 

(3)難易度

 

序盤の大問1~2は基本的、中盤の大問3~6は標準的、最後の大問7は難問という構成です。

 

出題分野&難易度マップを掲載いたします。(難易度はレッツ算数教室の分析によります)

 

Aが最も易しく、BCDEの順に難しくなっていきます。

   出題分野&難易度マップ
大問1    
(1) 計算 A
(2) 計算 A
(3) 場合の数 B
大問2    
(1) つるかめ算 B
(2) 集合・割合 B
(3) 平面図形・比 C
(4) 平均算 B
(5) 立体図形 B
大問3    
(1) 割合・濃さ C
(2) 平面図形 C
大問4    
(1) 平面図形・比 C
(2) 平面図形・比 C
大問5    
(1) 規則性 B
(2) 規則性 D
大問6    
(1) 水そうグラフ C
(2) 水そうグラフ C
大問7    
(1) 速さ・比 D
(2) 速さ・比 E

それでは順に見ていきましょう。

2、各論(大問1~7)


大問1(1)(2)「計算」

 

ウオーミングアップ問題です。

大問1(3)「場合の数」

 

基本問題です。

 

表を作りましょう。


大問2

 

ほぼ基本問題の数字替えです。

 

(3)では、三角形ACDの面積が5:7に比例配分されることを利用しましょう。


大問3

 

標準問題の数字替えです。

 

(1)では、最終的に、容器Aも容器Bも7.2%の食塩水と12%の食塩水が600:900=2:3に混ざっています。


大問4「平面図形・比」

 

CEの延長とDAの延長が交わる点をI、FEの延長とDAの延長が交わる点をJとすれば、補助線完成です。

 

あとは、三角形の相似を利用します。


大問5「規則性」

 

(1)2022×4=8088個(答え)

 

(2)

 

□番目とします。

  • 左上→1
  • 左下→1+□
  • 右下→1+□×2
  • 右上→1+□×3

以上の合計が130

 

よって、□=21

 

21番目の最後は21×4=84

 

(1+84)×84÷2=3570(答え)


大問6「水そうグラフ」

 

給水のペースは一定なので、水面の上がる速さと底面積は「逆比」です。

 

よって、(1)は16:5

 

ここで、

  • 下の直方体の底面積を16、高さを5
  • 上の直方体の底面積を5、高さを4

と設定します。


大問7「速さ・比」

 

(1)

 

兄は初めの速さで8km、2倍の速さで9.6km走っています。

 

8/1:9.6/2=5:3(答え)

 

(2)

 

弟は兄と出会うまでに、兄より1600m多く走りました。その時間は

 

1600÷40=40分

 

です。

 

ここで、弟が初めの速さで走った時間を「8」分、兄が初めの速さで走った時間を⑤分とします。

  • ⑤=「8」+40分
  • ③=「27」ー40分ー10分

以上より、基本的な倍数算となりました。


対策(第1回)

「比」を上手に利用する問題が、多数出題されています。

  • 大問2(3)(4)
  • 大問3(1)(2)
  • 大問4(1)(2)
  • 大問6(1)(2)
  • 大問7(1)(2)

小問単位で、50%強を占めています。

 

中学受験に特有の空中戦となります。

 

ただし、比を使う解法は、比を使わない解法を十分にマスターしていないと、危ういことになります。

 

まずは、比を使わない解法を、しっかり理解しておきましょう。



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