目次 |
「傾向」 |
1、概要 |
(1)出題分野 |
(2)難易度 |
2、各論(大問1~6) |
「対策」 |
(1)出題分野
本年度は、「点の移動」「規則性」「割合・売買算」「場合の数」を中心に出題されています。
(2)難易度
前半は、基本~標準レベルの問題が中心ですが、後半は難しい問題も出題されています。
出題分野&難易度マップを掲載いたします。(難易度はレッツ算数教室の分析によります)
Aが最も易しく、BCDEの順に難しくなっていきます。
出題分野&難易度マップ | ||
大問1 | ||
(1) | 計算 | A |
(2) | 計算 | A |
(3) | 計算 | A |
大問2 | ||
(1) | 数の性質 | B |
(2) | 約束記号 | C |
(3) | 平面図形 | C |
大問3 | ||
(1) | 点の移動 | B |
(2) | 点の移動 | B |
(3) | 点の移動 | B |
大問4 | ||
(1) | 規則性 | B |
(2) | 規則性 | D |
大問5 | ||
(1) | 割合・売買算 | B |
(2) | 割合・売買算 | C |
(3) | 割合・売買算 | D |
大問6 | ||
①~⑤ | 場合の数 | C |
⑥~⑫ | 場合の数 | D |
⑬ | 場合の数 | C |
⑭ | 場合の数 | E |
それでは順に見ていきましょう。
大問1「計算」
ウオーミングアップ問題です。
大問2
(1)は基本問題
(2)は逆算
(3)は、全体から白い部分を引きましょう。
大問3「点の移動」
(1)
グラフより、点Pは8秒後にB、20秒後にD、46秒後にE、84秒後にFです。
8秒後に三角形ABPの面積が16㎠なので、BC=4cmとわかります。
4÷8=0.5cm/秒(答え)
(2)
84-46=38秒かかっています。
(3)
三角形ABPの面積は、PがEF上を移動する間(高さAF)、最大値64㎠になります。
大問4「規則性」
(1)
ねん土玉の個数は、N番目の図形では、1+2+……+(N+1)個
棒の本数は、N番目の図形では、(1+2+……+N)×3本
(2)
正三角形の個数は、N番目の図形では、(N×N)個
大問5「割合・売買算」
(1)(2)は基本問題
(3)
1個あたりの利益が、値下げ前と値下げ後で(8÷1):(25÷5)=⑧:⑤
⑧=16円なので、⑤=10円
80+10=90円(答え)
大問6「場合の数」
・5回振る場合について
1回目と5回目の和が、3回目と等しくなるとは、
1回目 | 3回目 | 5回目 |
1 | 2 | 1 |
1 | 3 | 2 |
1 | 4 | 3 |
1 | 5 | 4 |
1 | 6 | 5 |
2 | 3 | 1 |
2 | 4 | 2 |
2 | 5 | 3 |
2 | 6 | 4 |
3 | 4 | 1 |
3 | 5 | 2 |
3 | 6 | 3 |
4 | 5 | 1 |
4 | 6 | 2 |
5 | 6 | 1 |
以上15通り。
2回目と4回目は、1~6の6通り
よって、15×6=90通り(答え)
・6回振る場合について
2回目と6回目の和が、4回目と等しくなるのは、同様に15通り
よって、15×15=225通り(答え)
大問6「場合の数」は、「会話形式」により、次々とヒントが出されています。
そのヒントの中に、難問を解く際の重要なアドバイスが含まれています。
たとえば、
「3回目から5回目までの矢印を解答欄⑥にかいてみて。もちろん、3回目から5回目にサイコロが出る目の組み合わせは何通りもあるから、かくのは最初の地点に戻ってくる目の組み合わせのうちの1通りだけでいいわよ」
と言う部分。
一度に完全な正解を求めるのではなく、とりあえず具体例をひとつかいて様子を観察しましょう。