豊島岡の算数は、各年、各回とも大問6問で構成されています。
大問1、2が基本問題、大問3、4が標準問題、大問5、6が応用問題と、一応は分類できます。
でも、近年は、大問2の小問のレベルが上がり、結構難しい問題が含まれるとともに、大問4、5、6の中には、相当な難問が出題されることもあります。
「豊島岡で超難問はあまり出題されない」という定説は、変わりつつあります。
分野的には、「平面図形と比」「立体切断」が特に頻出で、「速さ」「割合(食塩水)」「和と差の文章題(つるかめ算)」が続きます。
加えて、近年は、「ルール指定・規則性発見問題」が増加し、この分野が「立体切断」とともに、難化の主な原因になっています。
これは、出題者が設定したルールに基づいて作業をし、条件にあてはまるものを見つけるというタイプの問題です。
問題文を読み終わった直後は、作業が膨大で
「一体、全部調べ終わるのに何時間かかるのだろう?」
と、途方に暮れます。
ところが、書き出していくうちに、何らかの規則性が見えてきて、その後は計算一発で解けたりします。
まるで、ちょっとした科学の実験のような問題ですね。
このように言うと、いかにも算数のセンスが求められる難しい問題、生まれつき算数が得意な人にしか解けない問題のように思えるかもしれません。
ですが、「ルール指定・規則性発見問題」も算数の問題である以上、必要な思考パターンはある程度限られます。
たとえば、規則性には、「数の性質」を利用したものが多く見られます。「約数」「互いに素」「割ったときの余りが同じ(剰余系)」などです。
不等式(最大・最小)を利用して、調べる範囲を大幅に限定するテクニックもあります。
しっかりした指導の下に練習を積めば、成果は上がります。
こちらは、従来から頻出なので、各大手塾も対策が進んでいます。
近年は、「2つの切り口面の交わり」を見つけるテクニックが、とても大切になっています。
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