目次 |
「傾向」 |
1、概要 |
(1)入試結果 |
(2)出題分野 |
(3)難易度 |
2、各論(大問1~4) |
「対策」 |
(1)入試結果
年度 | 受験者平均点 | 合格者平均点 |
2022 | 49.6 | 60.7 |
2021 | 58.4 | 67.7 |
2020 | 72 | 83.6 |
2019 | 59.6 | 69.3 |
(2)出題分野
本年度は「速さと比」「立体図形」を中心に、出題されています。
小問群では、「数の性質」「約束記号」「平面図形」「比」「規則性」「約束記号」「論理・推理」などから、はば広く出題されています。
全体的に、オーソドックスな中学入試問題です。
(3)難易度
大問1、2の小問群は、基本~標準レベルの問題で、大問3、4は、かなり難しい応用問題です。
大問3「速さと比」は、複雑な事実関係を、自分で整理する難しさ。
大問4「立体図形」は、立体図形(3次元)を、断面図(2次元)に置き換える難しさ。
いずれも、典型的な中学入試問題ですが、高度なテクニックです。
出題分野&難易度マップを掲載致します。(難易度は、レッツ算数教室の分析によります)
Aが最も易しく、BCDEの順に難しくなっていきます。
出題分野&難易度マップ | ||
大問1 | ||
(1) | 計算問題 | A |
(2) | 計算問題 | A |
(3) | 数の性質 | C |
(4)(ア) | 約束記号 | B |
(4)(イ) | 約束記号 | C |
大問2 | ||
(1) | 年齢算 | C |
(2) | 平面図形 | B |
(3) | 割合・比 | C |
(4) | 規則性 | C |
(5) | 論理・推理 | C |
大問3 | ||
(1) | 速さと比 | D |
(2) | 速さと比 | D |
(3) | 速さと比 | D |
(4) | 速さと比 | D |
(5) | 速さと比 | D |
大問4 | ||
(1) | 立体図形 | C |
(2) | 立体図形 | C |
(3) | 立体図形 | D |
(4) | 立体図形 | D |
(5) | 立体図形 | E |
それでは、順に見ていきましょう。
大問1(1)(2)「計算問題」
ウオーミングアップ問題です。
大問1(3)「数の性質」
324=2×2×3×3×3×3
A=3×A'
B=3×B'
C=3×C'
A、B、Cの和は27なので
3×(A'+B'+C')=27
A'+B'+C'=9
よって、
A=3×6=18
B=3×2=6
C=3×1=3
A=18(答)
大問1(4)「約束記号」
(ア)は、問題文の指示通り計算します。
(イ)も、指示通り計算すると、規則性が見えてきます。
☆1で終われば3/4、☆1/4で終われば3
よって、答えは3
大問2(1)「年齢算」
40+➀=(14+②)×2
よって、➀=4年後(答)
大問2(2)「平面図形」
ある正方形(小さい方)の一辺の長さを□cmとします。
3×□×2+3×3=90、よって、
□=13.5cm(答)
大問2(3)「割合・比」
兄:弟=⑦:③→⑥:③→④:⑤
②=1000円なので、本代➀=500円(答)
問題文の「2:1」を⑥:③と言いかえることができると、簡単になります。
大問2(4)「規則性」
直線が1本増えるたびに、点の個数は、+1、+2、+3、+4……と増えます。
よって、21個(答)
直線の本数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
点の個数 | 0 | 1 | 3 | 6 | 10 | 15 | 21 |
大問2(5)「論理・推理」
1位→□
2位→B
3位→□
4位→E
5位→□
6位→C
7位→A
8位→D
(答)E、4位
大問3「速さと比」
(1)
Bが60分で進んだ距離は、Aが60分、Cが12分で進んだ距離の合計と、等しくなります。
CはBの2倍の速さなので、Cが12分で進んだ距離は、Bならば24分かかっています。
ということは、Aが60分で進んだ距離をBは60-24=36分で進んだことになります。
ここに気づいたかどうかが、大問3の得点を決定的に左右し、結果的に合否を分けたと思われます。
Aの速さ:Bの速さは3:5です。(答)
(2)
以上が基本設定です。
これで、全てが自由自在に計算できるようになりました。
3×60÷10=18分(答)
(3)
480÷5=96分→9時36分(答)
(4)
480÷3=160分→10時40分……A駅着
480÷10=48分、9:48+0:48=10時36分……Cが休まなかった場合の、到着時刻
10:40-10:36=4分(答)
(5)
CがAとすれ違った地点を出発したのは、10時4分
この時、Bは学校で折り返してから28分経過しているので、5×28=140進んでいます。
よって、10時4分の時点で、BとCは480-140-120=220離れています。
220÷(5+10)=14分40秒
10時4分+14分40秒=10時18分40秒(答)
大問4「立体図形」
(1)
1/2×1×1/3=1/6倍(答)
(3)
1:2+1=1:3(答)
(4)
1/3×1/3×1/3=1/27倍(答)
(5)
(3×3×円周率×6×1/3)÷(2×円周率×2)=4.5倍
大問1、2は基本的な問題なので、8割は得点しておきたいところです。
大問4(3)以降は、かなり難しいので、捨ててもやむを得ないでしょう。
結局、大問3でどれだけ得点できたかが、合否を分けたと推測します。
その大問3ですが、(1)から結構難しく、これが解けなければ、大問3は全滅。
その一方で、(1)さえできれば、残りの小問は、一気に道が開けます。
つまり、大問3(1)が解けたかどうかが、決定的です。
では、どうすれば、大問3(1)のような初見の問題を、「確実に」得点できるようになるのでしょうか?
ここでは、
「Bが60分で進んだ距離は、Aが60分、Cが12分で進んだ距離の合計に等しい」
という関係を見抜くことがすべてです。
これを算数の発想法で言うと、
「等しいものに注目する」
ということになります。
レッツ算数教室では、算数の発想法を重視した指導に徹しています。
算数の発想法というと、天才にしかひらめかないものを想像なさるかもしれませんが、全然そのようなことはありません。
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特別な才能など必要ありません。
あなた(のお子様)も、算数の発想法を身につけることで、攻玉社中学の初見の問題を「自分で考えて」解くことができるようになります。
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